上信電鉄の看板に偽りあり
富岡製糸場の最寄り駅は、上信電鉄の上州富岡駅です。そこで上信電鉄のサイトにアクセスし、料金など調べておりましたところ、こんなことを書いてあるページがありました。
富岡製糸場の世界遺産登録を応援しています。へー、なるほど。折角富岡製糸場を見学に行くのだし、もし可能ならこの電車を見てみたい、そのように思いました。
上信電鉄では、群馬県及び富岡市が中心となり推進している、富岡製糸場のユネスコ世界遺産登録活動の応援として、200形電車(204号・304号)にレンガ模様と文字(富岡製糸場を世界遺産に)による装飾を社員自身の手によって施した「世界遺産レンガ列車」を、平成17年12月25日より運行しております。
この列車により同運動を盛り上げることが出来ればと考えております。
で、このページに「運行時間等は上信高崎駅にお問い合わせください」とあったので、しばし考えてから電話をかけてみました。
上信電鉄(以下、上)「はい、上信電鉄高崎駅です」
墨東公安委員会(以下、墨)「あの、ホームページで見たのですが、富岡製糸場の世界遺産登録の応援という電車を運行してるそうですね」
上「ああ、社員が塗装を変えた電車ですね」
墨「その電車に乗ってみたいんですが、今度の日曜日の運用はどうなっていますか?」
上「すみませんねえ、当日になって決めるので分からないです」
ヲイ。
サイトに書いてあったことは何なんだ。
余談ですが、当ブログで以前煉瓦の積み方についての記事を書いたりしましたけど、富岡製糸場の技術はフランス輸入なので、富岡の煉瓦は基本的にフランス積みなのであろうと思います(正確なところは日曜日に見てきます)。この装飾電車の煉瓦風目地模様はちゃんとフランス積みのパターンで描かれていて、これは立派だと感心しただけに、斯様な対応は残念でなりません。