上掲記事に引き続き、日本学術会議の新会員任命拒否問題について、私が見て記憶に残ったものをまとめていきます。まずは時系列で報じられたことをいくつか。
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10月9日のこと、スガ首相がまたぞろ奇妙な形式のインタビューをしましたが、そこで内容も不思議なことを言い出します。前のインタビューでは任命拒否への首相の関わりを示唆していたのに対し、今度は任命を決裁した時点で「最終的に会員となった方がそのままリストになっていた」というのです。批判が高まったので責任逃れを図ったのでしょうか? しかし矛盾する答えに当然批判は高まりました。
すると一転して、今度は「事前に把握していた」と話が二転三転してしまいます。
ここでキーパーソンとして、公安上がりという杉田官房副長官が浮かび上がってきます。――日本の公安といえば、冷戦が終わって何十年も経つのに日本共産党をいまだに監視し、いっぽう自分とこの親分を射殺しかけたオウム真理教のテロは防げなかった、まことに税金の無駄遣いの組織です。
そうそう、北大生の私戦予備陰謀事件というのもありました。あの事件の中心人物と私は親しく、件の北大生にも会ったことがあったもので、私のところにまで公安がやってきましたが――なんでも公安の下っ端は、この事件をなんとしてもモノにせよと上から圧力をかけられていて、やくたいもない仕事に無駄にあくせくさせられていたようです。聞いた話では、その上役もさらに上司から圧力をかけられていて、これを辿っていくと終点は時の官房長官、つまりは現首相だったらしいですが。公安と縁が深いとは、率直なところ碌なものではないと私は思います。
話を戻しまして。
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