続・酒井翁遂に立つ
北庭さんのありがたいご配慮で、銘酒「久保田」を傾けつつ鍋をつつき、そして本題の「新春メイドさん放談」へ。酒井シズエ翁はこのためにICレコーダーを購入されたほどの意気込みでした。
「なぜ我々はメイド(コスプレ)喫茶に行かなくなったのか」という論点を皮切りに議論百出。そもそもこの場の三人、最近は碌にメイド(コスプレ)喫茶の類に行っていないのでした。他にも衝撃の中学生メイドの話とか、筑紫哲也が骨抜きにされる話とか、いろいろ出ましたが、詳細は近日中に酒井翁のサイトにて発表予定なので、楽しみにお待ちください。
鼎談に一区切り付いた後、折りよくムービープラスでやっていた映画『日の名残り』を鑑賞(といっても後半部分だけでしたが)。酒井翁の指摘どおり、恋愛の側面に力点が置かれていて、原作を読んで執事スティーブンスの人生の日の名残りと大英帝国の日の名残りが重なっているところに味わいを感じていたものとしては、少し寂しくもありましたが、映画というメディアではこの方がいいのかな、とも思いました。
映画を見つつ翁の発言。
「スティーブンスは執事オタにして、真の喪男。執事に専念することで護身完成したのだ」
翁、未だ衰えず。
でも、折角の護身完成も、執事(という文化)の誇りを支えていた大英帝国そのものが崩壊してしまっては、完成といっても儚いものです。
というわけで、ここはメイドやら制服やら扱うサイトのおまけコンテンツだったはずなので、そのようなカテゴリを作ってみました。
私の「ヲタ趣味」を目一杯に吹き込んで来た妹が一時期アルバイトをしてみたいと言い出しました。何でも「かわいい制服のメイド喫茶が良い」とのこと。しかし私の妹は「お前にはフレンチスタイルで十分だ」とでも言ってやろうかと思うくらい「華美な」とか「露出の多い」とでも表現する他無い「お仕着せ」を好む傾向にありました。結局、この一件の所為で何故か私の中では「メイド喫茶=素人丸出し」のイメージが形成され今日に至る訳です。
いやはや、行ったことも無い人間が偉そうに「素人」などとは笑止千万ではあります。しかしイメージとは恐ろしいものですな。
おお、話が本文の内容と大幅に噛み合ってませんね。とにかく酒井氏のサイトの更新を楽しみにしております。
斜陽の大帝国も素敵なネタですね。チャーチルが在りし日の大英帝国に思いを馳せるかのように伝統の「つなぎ服」を着て議会ではしゃぎ回る姿は涙なしには見られません。
あと私は宗教については本気ですよ、それでも良いですか。
妹さんは普段の制服が定評ある学校のものでしたから、かえって華美(装飾過剰)なものにご関心を示されたのではないでしょうか。
そういった下地のない連中に関しては、やはり「素人丸出し」の謗りは免れないでしょうけど。そして大部分の人間は下地の教養もないのでして。
こっちの返答も噛み合ってませんな。