The Long And Winding Railroad
いろいろと議論も出、興味深い話を聞くことができたのですが、ちょっと意外な話を知ったので備忘にここで一筆。
千葉県に新京成電鉄という準大手私鉄があります。この鉄道、やたらとカーブが多いことで有名なのですが、なぜカーブが多いのかといえば、その理由はこの路線が戦前は陸軍の鉄道連隊の演習線で、規定の距離を稼ぐため、或いはカーブを敷く演習をするため、そうなったのだといわれています。ネット上でもウィキペディアはじめ多くのサイトでそのように書かれています(「新京成電鉄 鉄道連隊」で検索すればいくつも出てきます)。
が、実はそのような根拠を明示した史料は見当たらないそうで、カーブが多い理由はただ単に地形的要因と考えられます。この地域は台地で、小さな谷がたくさん切れ込んでいます。その谷を嫌って、台地のへりに沿って走ったらカーブが多くなった、というわけ。
日付が変わりそうなのでここで一旦切ります。
「人口が1/3に」とか言われても結構困るんですよね、三十年戦争。信憑性等については史料の専門家に伺わないと全然分かりませんが。
原稿については最近「既製ウォーゲーム研究」とかでいいかなあ、などと活字化可能ラインを大幅に下げつつあるところです。いやはや…
三十年戦争については、スペード16氏ご推薦の『戦うハプスブルク家』著者・菊池良生氏いわく、軍勢などの数値は全部ウェッジウッドの本から取ったということで、生協のフェアを待って刀水書房から出ている『ドイツ三十年戦争』を買わねばと思います。
原稿は「ストラテジックコマンド」攻略法研究とかでも一向構いません。とにかく、書かれなかったどんな素晴らしい原稿より、書かれたヘボ原稿(緒方同志ならヘボってことはないと思いますが)の方が意義があるのです。(と言って、自らの論文を正当化する衝動に駆られている今日この頃)
私は若い頃は西洋史を捨てて中国史に走ってしまったので、今一度西洋史を初心に返ってやり直す時が来たのかもしれません。
原稿については確かに仰る通りです、しかしながら原稿でなく「産業廃棄物」だとしたら…
出されなかったどんな環境負荷の高い産廃よりも、出された低環境負荷産廃の方が問題なのです。
私の原稿は果たして産業廃棄物の域を脱する事は出来るのか、不安です。
それにしても「スペード16氏」との交流、気になりますね。墨東さんの新しい人脈を見たような気がします。