今日の東急デハ5001号の状況(4)
まず例によって外見を。写真はクリックすると拡大します。
車体の表示に少々変化がありました。
車内の展示に若干の変化が見られます。まず「入口」入って正面にあった区長の言葉の掲示が取り片付けられ、その部分も展示コーナーになっていました。区長の言葉はドア脇に小型化して掲示され、何故か英語版がつけられていました。写真はクリックすると多少拡大します。
渋谷サービス公社の方曰くは、車体を切断して短くしちゃったからではないか、とのことでしたが、小生は恐らく車内の展示に重要な原因があると考えます。
何となれば、車内の展示はほとんどが旧玉川電気鉄道こと東急玉川線のもので、その外に都電や省線・国鉄のものも若干あるとはいえ、肝心の5000形が東横線を走っている写真はただの一枚も展示されていないのです。それでは来場者も勘違いしてしまうでしょう。
なるほど渋谷の街の歴史、ということなら、道玄坂あたりを行く玉電の写真中心になるのも一理あるかもしれません。しかしそれは、「渋谷の歴史」を「後世に伝える」役割として5000形を活用しようという発想自体が、渋谷区当局に希薄なことを示しているといえましょう。
その他、車内で目に付いたものを若干挙げます。
そして、「入口」から入って真正面やや上という好条件の箇所に増えていた掲示がこれ。写真はクリックすると多少拡大します。
「安心・安全」とは何なのだろうかと、いささか思わずにはいられません。
なお本件に関し、憑かれた大学隠棲氏の障害報告@webry経由で知った記事をスクラップしておきます。
・産業遺産を大事にしよう(Kojii.net)
本件に関するウェブ上の諸情報・意見なども蒐集したいと考えておりますので、見つけた方は小生までご一報いただければ幸いです。