今日の秋葉原駅前~「クリスマス粉砕闘争」見学記
この中に出てくる「革命的非モテ同盟」の12月24日クリスマス粉砕闘争を見てきました。
我ながら物好きとは思いましたが、「反白色テロル大連帯」に関する記録を書いた者としては、その影響を受けた活動家が現れたとなれば状況を実見しておきたいものです。
で、何とか時間をやりくりして、開始時間の12時ちょうどごろに秋葉原駅前に到着しました。さすがに年末の日曜日だけあって多くの人出で賑わっています。
以下、撮影した写真を掲載します。
大体こんな感じでした。
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このイベント、開催側? が十名弱程度で、革命的に結集した同志(ヲチャー)などの人数は、正確には数えていませんが、同時にいたのは数十名程度でしょうか。入れ替わりがあるので正確な人数はもっと多いかもしれませんが、ここは当局者発表に譲ります。道行く人々の怪訝そうな眼差しや、集会のすぐ前で携帯電話を売っていた(上の写真でもソフトバンクの幟がお分かりいただけようかと思います。どうでもいいですがあのマーク、足利一門の家紋「二つ引両」にしか見えなくて困ります)人の表情もご紹介したいですが、肖像権などの問題を考慮して差し控えます。
ついでですが、この周辺を視察していると、「ホンモノ」の「新左翼」関連団体を見つけました。といっても、かの有名な「日本ボランティア会」、或いは「緑の党」(ヨーロッパの環境政党とは関係皆無)のことですが。もっとも左翼の仲間に入れると他のセクトから
こんな調子で三十分あまり順調に集会は続けられていましたが、当局の許可なきゲリラ集会であったため(詳細は「革非同」参照)、開始よりおよそ40分の時点で当局介入。
結局本日の集会は、この権力の介入によって中断のやむなきに至りました。場所をふさいでいるというより、いでたちを当局側は問題にしていたようですが・・・。解散することでそれ以上の追及などはなかったようです。この日この場に欠席せざるを得なかったラーゲリ緒方(労働収容所組合)氏が来ていれば事情は変わったかもしれませんが、しかしいない方が平和で良かったかも知れません(本人談)。
というわけで1245時ごろ解散。もっとも解散後、この集会のことを見つけたテレビ局が、furukatsu氏に取材をしていました。
大体以上です。
ところで、ちょっと主催の方々のお話を伺ってみたところ、furukatsu氏は軍事学を専攻しておられ、以前は2ちゃんの軍事板でもご活躍だったとか。またやはり参加者の方で日本史に関っておられる方もおられ、その方はどうも小生の知り合いの知り合いだったようです。
なんて狭い世界だ。
カマヤン氏が昔同人誌で「ロリと軍オタには関係がある」という主張をしておられましたが、ここにもそういう関係があるのかな・・・? 個人的偏見では、鉄道史より軍事史の方がマシ(何がマシかは言わずもがな)のような気もしますが・・・。
最後に全般の感想を述べれば、オフ会的なイベントとしては結構良かったのではないかな、と思います。もっともそれは、いささか皮肉な言い方をすれば、宗教的起源から切り離された「クリスマス」という祝祭が、決してカップルに独占されたものではなかったということを証明しているのかもしれませんが。
このイベントが「ネタ」か「ベタ」かという議論もありましたけど、集会の締めにfurukatsu氏が「モテる人もそうでない人にも良い社会を」などと発言されていたこともあり、まあ多分にネタということなのだろうと思います(参加者個々人の思いはまた別として)。それもまたよし。マルク・レピンのごとき事件を引き起こすよりも、ネットであるとか、こういったイベントの形でクリスマスに相乗りしたりすることで発散できるのであれば結構な話です。
願わくはネタとパフォーマンスに今一段の磨きを。
余談:ついでにこれを見て帰りました。
小生の所属する戦史研にも、ラーゲリ緒方氏はじめ軍事思想に関心を持つ者・2ちゃん軍事板出没者などがおりますので、一つインカレ交流でもしませんか? また、ヨーロッパ軍事革命と日本の戦国とを比較した論文を書かれた久保田正志氏は、当サークルの大御所でもあります。