今日の東急デハ5001号の状況(18)
※この記事はアップした時刻をいじくっています。
探訪したのは13時ごろでした。まず例によって全景を。写真はクリックすると拡大します。
前回の調査時は、時間が遅くて詳細が分かりませんでしたので、今回は仔細に見聞します。
まず前面の手すりに多少の塗料の剥落が見いだされました。
その他発見された大きな傷としては、やはり出入りによって傷みやすいドア附近の傷が増えています。この写真はクリックすると大きくなります。
車内の展示は、山手線側側面のそれは正月に合わせて「渋谷の神社」というものに変わっています。ただしハチ公像側側面のは渋谷の夜景のライトアップ写真のままです。この展示はどちらも今日限りということのようでした。「渋谷の神社」の一枚目の展示を以下に示します。この写真はクリックすると拡大します。
伺ったところによると、この団体は渋谷区と渋谷の商店街とが組織したもので、さらに「協賛」のセコムも関っているということのようです。中心はあくまで渋谷区、ということのようですが。昨年末の調査時に「渋谷区の商店街が本格的にこの5001号の活用に乗り出し」云々と書きましたが、どうやらそれがこのような名前の組織として形になったようです。
なお、本件についてコメントされた少なからぬ方が批判対象として挙げられていたNPO団体のガーディアン・エンジェルスですが、未だに5001号車内の掲示にその名をとどめているとはいえ、小生が2ヶ月以上通いつめても未だ一度もその姿を見ず、この「ハチ公前広場モニュメント運営協議会」にも加わっているのか良く分からない、との渋谷区サービス公社の方の話からして、結局民間交番構想がこけたために彼らの関与は薄くなったのではないかと小生は推測します。治安活動ならガーディアン・エンジェルスが出張ってくるでしょうが、街作りとなれば地元商店街の出番ということなのでしょう。
新組織がどのような活動を行うのか、引き続き観察していく所存です。
ところで今日も5001号には少なからぬ人数の見物客が訪れていたようですが、彼らの会話を小耳に挟むと、やはりこの5001号を玉電だと勘違いしているようです。一応東急5000形とデハ5001号の由来を記した例の緑のA4の紙は置いてはいるのですが、それ以外の展示もない上に、車体をショーティー化し、台車を外して路面電車のように路面から乗るようにしている以上、当然の結果ではあります。やれやれ。