過去の記事を訂正
・・・えー、正直青木先生にこのブログの存在が発覚することはない、何となれば青木先生はネットを使っておられないから、と思っていたのですが、編集者の存在を全く忘れていたのは間抜けでした。やはり今時の出版業界では、ネットの評価というのは大いに重要視されているようです。そして考えてみれば、学術的な書物(そしてマニアックな書物)の方が、よりネットの評判は重要なのかもしれませんね。
『鉄道忌避伝説の謎』については、今月19日付読売新聞の文化欄(19面)に「『鉄道嫌いの明治人』虚構」と題した青木先生ご自身執筆の記事も掲載され、そしてめでたく増刷のはこびともなった由。
そんなこんなで話題になっているようで、以前の記事の続きで本書の書評で新たに発見した分を備忘として追記。
・書評空間さん「『鉄道忌避伝説の謎-汽車が来た町、来なかった町』青木栄一(吉川弘文館)」
・MICHEE-Nの日々思うことさん「鉄道忌避伝説の謎」
・KC's Weblog Renewalさん「読書クラブ」
・まちたん。さん「鉄道忌避伝説の謎」
・デスクトップ鉄の雑記帳さん「鉄道忌避伝説の謎」
・さらに僕はぼやき続けるさん「「歴史」に向かう姿勢」
・岡田帝国さん「今週の気になる本――満洲は国際的に認められていたというハナシ。」
・柳緑花紅さん「鉄道忌避伝説の謎 青木栄一」
鉄道趣味者の方の書評はやはり多いですが、そうではない人の手になる歴史についてという観点からの書評も登場しており、青木先生の目論みはそれなりに達成されつつあるようです。その点では、早瀬晋三教授による「書評空間」の記事がもっとも注目されるものだとは思いますが、ただ「地方史―アカデミズム」の関係をそのまま「ナショナル・ヒストリー―グローバル」のアナロジーに出来るのかどうかは小生にはちょっと判断が付きません。
以上の話と全く関係がなくて恐縮ですが、「東京大学オタク物語 その五」近日完成予定です。センター試験に間に合わせようとした野望は潰えてしまいましたが・・・二三日中、或いはもっと早いかも。乞御期待。