「ホワイトデー」粉砕イベントはどうやるべきか
で、今度は3月11日に「ホワイトデー爆砕デモ」を行われるとの由。もっとも場所などは未定のようです。
なので、おせっかいにも次回デモについて今回のデモを総括しつつ考えて見ようというのが今夜の安直な企画であります。
最初の「クリスマス粉砕」は秋葉原で行ったわけですが、これはまあいわば、一般的な恋愛とは縁の遠そうな人々が多い地であるから、このようなイヴェントも受容されやすかったといえます。でも「恋愛」を批判するなら、秋葉原という既に「恋愛」と異なった価値観が台頭している(ということになっている)地ではなく、「恋愛」を重視する価値観の跋扈する地に行ってこそ、という声は前回のイヴェントの頃からあったように思われ、さてこそ今回古澤氏は、森川嘉一郎センセイの顰に倣ったのか、渋谷をデモの場所として選ばれました。
で、それが成功したかどうかなんですが。
有体に言って、行動の反響自体ではそれほどでもなかったんじゃないかと思います。ネット上での反響は、前回に比べて大変大きかったわけですが。
今回、最初のネットでの大きな反響は、「アキバblog」によるものが大きかったのではないかと思います。でもこれは、渋谷でのデモが終わってから、書記長以下一部有志が秋葉原へ省線で移動してビラ撒きを行ったものです。渋谷のデモでは、実質的にビラ撒きはほとんど行われませんでした。デモ開始前に宮下公園で多少のビラ撒きは行いましたが、しかしあの時宮下公園にいたのは、デモ関係者以外は公安とホームレスぐらいなものでした。
で、2月13日になって(コメント欄でえいあう先生のご指摘があるとおり)「J-CASTニュース」が報道したことでネット上の情報も一気に広まった模様ですが、これは時系列から考えると、ことによると「アキバblog」のニュースを受けて書かれたものなのかもしれません(ネタを13日まで寝かせていた可能性もありますけど)。
ただどっちにせよ、反響がでたのはビラ撒きによるもので、実はデモ自体の効果はそれと比べると余りなかったんじゃないかと思います。一部のネット利用者以外には、「非モテ」「恋愛資本主義」とかいっても意味わかんないでしょうから、デモでシュプレヒコールを上げてもまあそれほど効果的ではなかったのではないかと。あと実質アピール時間は、実は今回の渋谷デモより前回の秋葉原の方が長かったんですね。
結局、この行動はその後のウェブ上での反響を最大化するように行動した方がいいのではないか、ということです。
で、次回の会場候補として既に「池袋」が挙げられており、動労千葉への連帯を表明している「革非同」は中核派系らしいので(笑)、中核派の本拠地である池袋で、中核派創設者が内ゲバに斃れた3.14粉砕の闘争をするのはなかなか合理的であるといえます。一般の人の目にも留まるし、やおい趣味の方々が多いこともあるし。
もっとも池袋でやるなら2.11の方が良かったかも知れず、何となればサンシャインクリエイションの人出が見込めたからです(渋谷に来た人が少なかったのは多分このせい)。残念ながら3月11日はサンシャインでのイベントはないようで、同日同人誌即売会が一番多い場所というのなら浅草でイベントをするのが宜しいのではないか、ということになります。
で、どこでやるにせよ、ウェブ上での反響を最大化するならビラ撒きをする方が多分効果的ではないかと思います。右翼みたいに害戦車を繰り出して演説会をやるというスタイルの方が、ビラの内容をネットで転載してもらえて、効果的であろうかと思います。
最後にネタを一つ。
ビラばかり配るだけでなくもうちょっと捻りが欲しいので、ホワイトデーらしく白いお菓子を一緒に配るのが宜しいかと。統一協会の「純潔」宣伝ビラにも飴が付いてたっけ(面白がってもらったけど食べる勇気なし)。
というわけで、ここは時節柄不二家のミルキーを調達して配布するのが宜しいかと存じます。ミルキーはウソの味。
・・・ちぇ、先月のうちに買い占めておけばよかった。