池袋点景~エロ方面の雑彙
所用の方とはある会合なのですが、重要な機密事項なので当分の間は伏せておきます。ですがその一端を明かせば、自衛隊の某小隊に著名な美少女ゲーム『kanon』(※全年齢版)を持ち込んだ徒輩がおり、その結果、該小隊でそのゲームが大流行し、主人公?の美少女キャラクターの口癖「うぐぅ」が隊内で大流行して「うぐぅ小隊」と仇名が付いた、とか。
・・・護憲への誓いをまた新たにしました。
久方ぶりに池袋に行ったので、書店を幾つかはしごしました。
数日前にブログで書きましたが、ナヲコ先生が挿絵を描かれたJ・さいろー氏の『Sweet Sweet Sister』が再版、さいろー氏の新作が同じレーベルで発売、というので、それを買うのが目的の一つでした。ちなみに新作『クラスメイト』を手に取った第一印象、「薄い」。ってまあ、『SSS』が異常なくらい厚かったという方が正確なのでしょうが。ちょうど半分というところです。
で、「とらのあな」でレジに並んでいたら、前の客が矢鱈と手間取っています。彼は二次元ドリームノベルズの類を一山買っていましたが、よく見ると『SSS』『クラスメイト』を同時に求めていました。売れているようで結構なことです。
なお、『SSS』についていた帯は、どうも昔のそれと同じものだったようです。
本日はその外に、『エロマンガ・スタディーズ』を読んで面白そうだと思った月野定規作品、『LO』誌をたまたま読んで、その画風にナヲコ先生の影響があるんじゃないか?と思った宮内由香作品などを購入。なんかそっち方向に偏ってますね。
エロスタといえば早くも著者・永山薫氏によるイヴェント第2弾が企画との由。前回は行けなかったので、今回はなんとしても。3月25日だそうです。
そんなこんなで色々と散財しました。行きがけに車中で読んでいた高橋亀吉『経済学の実際知識』を読み終えてしまったので、帰りは今日買った蛭児神建(元)『出家日記 ある「おたく」の生涯』なぞ読んでおりました(自作の『エロマンガ・スタディーズ』の索引につけた蛭児神氏の名前を間違えていたことに気付いたので、あとで訂正せねば)。まだ半分しか読んでいませんが、なかなかに興味深い本です。ただ、なんと言いますか、おそらくはもっと複雑怪奇な状況であろうことを、敢えて?単純化して書いて、なおかつ道化役を演じて韜晦して見せることでその単純化を巧みに隠蔽しているような、そんな印象(判りにくいな)を受けてしまいます。ついついどんな本でも史料として使えないかと思ってしまう、そんな小生の性癖故のことなのかもしれませんが。
宮内作品については、最初見たときに素でナヲコ先生と間違えました。
百合姉妹創刊後に宮内作品がLOに初掲載されたこともあって、「この人こっちにも描いてるのか、って違う人か」と思った覚えがあります。
かつてLOは「今買わないと(雑誌が)無くなる」という宣伝文句で売っていましたが、まさか普通に完売で無くなる日が来ようとは。子供が巣立って行ったような気持ち……ではないな。
宮内作品を読みましたが、絵のみならず作風も共通点を感じますね。ナヲコ先生は結局エロを夾雑物と考えて百合に進まれたのではないかという話を友人と以前しましたが、宮内作品もエロを夾雑物と捉えた上でエロマンガを描くという、興味深い作品がありましたので。
LOは外れが少ないので、もっと買おうかどうか迷い中。置き場所がね・・・。