[深夜アニメ一期一会]黒・白・赤の快楽~『Saint October』の周辺
ところで明日は4月14日、とはつまりホワイトデーの1ヵ月後ということで、韓国ではブラックデーと称してヴァレンタインもホワイトデーも縁がなかった連中が集まって、チャジャン麺などを食うというイベントがある由。
で、小生は先月「革命的非モテ同盟」の「ホワイトデー爆砕デモ」の取材記事など書いたわけですが、その席で当然出た話に次のイベントはどうするのか、というのがありました。メーデーなんて意見も出たのですが、小生を含む何人かはブラックデーが宜しいのではないかと申し述べたものでした。
ここんとこすっかりそっち方面の話題はご無沙汰していたのですが、ところでどうなったのかと「革非同」サイトを見てみたところ、「ブラックデー記念飲み会」を行う由。しかし生憎小生は、残念ながら明日は重要な所用があって取材に行くことは出来ません。別段前回のデモの記事でお出入り禁止になったわけではないので、その旨は一応書いておきます(苦笑)。
さて、小生は麺類は大体好きなのですが、どうもジャジャ麺の類はあまり好きではありません。で、もしブラックデー大会をやるとすればどんな麺類が「黒」の表象に使えるかな、と思い巡らした時、最初に浮かんだのがイカ墨スパゲティでした。しかし、これは却下でしょう。いかにも小洒落ていて、「モテない」ネタにするには不適格です。そもそもイタリア文化という奴がそういうネタに向いておりません。
そんなことを考えながら、先月ホワイトデー爆砕デモの取材のためにサンシャインのあたりを歩いていたのですが、腹が減ったので何か食べていこうと思った折、「萬力屋」という店がサンシャインにあったのですな。ラーメン屋のようですが、メニューがいろいろあって、その中に「黒胡麻担々麺」とあったため、これぞブラックデーネタに使えるかも、と思って店に入って注文したのでした。
![[深夜アニメ一期一会]黒・白・赤の快楽~『Saint October』の周辺_f0030574_0171981.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/200704/14/74/f0030574_0171981.jpg)
ただ、値段が割高な感は否めないと思います。確かこれ、そんなに量はないのに、値段は880円だったと思います。場所が場所とはいえちょっと。
担々麺といえば東大の赤門向かいやや南寄りに「瀬佐味亭」という店があって、ここはなかなかどうして美味しい担々麺を出してくれます。ここはただの担々麺なら700円で、黒胡麻担々麺も750円でした。ちなみに昔はもう50円安かったのですが、小生同様旨いと思った人が多かったのか、暫く前にちょっと南に移転して3倍くらい広くなりまして、その際に値上げしたんですよね。まあ担々麺一般の値段からすればそう高い方ではないだろうと思います。
ここは揚げた豚肉を載せた「排骨担々麺」が看板メニューで、実際これは美味しいです。この排骨も結構量があって、その割にノーマルに200円上積みするだけなので、結構これはお徳なのではないかと思います。
で、小生はいつもそればかり食べていたので、この店の黒胡麻担々麺を食べたことはなく、従って写真もありません(苦笑)。まあお店のサイトを見てください。
で、ブラックデー的に相応しそうな、見た目の黒い麺といって小生が思い出すのは、以前もネタにした、川崎は高津区のちょっと怪しい中華料理屋「中国遼菜府」であります。
![[深夜アニメ一期一会]黒・白・赤の快楽~『Saint October』の周辺_f0030574_044508.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/200704/14/74/f0030574_044508.jpg)
で、その麺が左写真の如きものです。これは覿面に黒いですね。擂った黒胡麻が矢鱈とふりかけてあります。
![[深夜アニメ一期一会]黒・白・赤の快楽~『Saint October』の周辺_f0030574_0484939.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/200704/14/74/f0030574_0484939.jpg)
さらに黒があれば白もあるのでして、右写真は「白ごまちゃんぽん麺」。写真ではちと分かりにくいですが、こちらは擂った白胡麻がかけられています。白と黒と、基本的に具とスープは同じなのだと思います。どっちも結構美味しいですが、個人的にはあっさりな白の方がいいかな。塩味のあっさりスープに、擂った胡麻から出た油分が混ざって全体がまろやかな風味になるのですが、その点は白胡麻風味の方がはっきり分かるような気がします。お値段はどっちも800円、量はそれなり。
![[深夜アニメ一期一会]黒・白・赤の快楽~『Saint October』の周辺_f0030574_0583239.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/200704/14/74/f0030574_0583239.jpg)
ところで、このお店のちゃんぽん麺シリーズは、黒と白だけではありません。更にもう一つ、「赤ちゃんぽん麺」(「ごま」はつかない)というものがあります。そしてこれこそ小生の好きなメニューだったりします。
それが写真左。見るからに赤いです。そんでもって結構辛いです。しかしそこが旨いんですな。やっぱり赤が最強。←こんなこと書いてるからサヨク認定されるんだよ・・・
上に挙げた「萬力屋」にも辛さが売りの麺がありましたが、同店はもったいぶって「当店が始めてのお客様には提供しません」とか抜かしやがりますが、「中国遼菜府」は勿体ぶらずついでに愛想もあんまりないので、余計なことは言いません。そこもまたよし。
既に話がブラックデーと何の関係もなくなっており、あまつさえ表題の『Saint October』と未だに何の関係もない食い物話が続いておりますが、当ブログの仕様ですのでご了承下さい。
で、黒・白・赤というところで話を無理やり『Saint October』に繫げるのであります。
このアニメ、ゴスロリに変身するメインキャラクター3人が、どういうわけか変身すると名前ではなくて「黒ロリちゃん」「白ロリちゃん」「赤ロリちゃん」と呼び合っている(厳密には赤の人は違いますけど)のでありまして、夜中にぼけーっとこのアニメを見ていて「黒」「白」「赤」と出てくると、急に中国遼菜府の麺が食べたくなってくるという、かなり意味不明な条件反射に最近すっかり取りつかれております。
そもそも何で『Saint October』なるアニメを小生が好んで視聴しているのか、当人もちっとも分かっておりません。子供向けをわざとらしく装って大きなお友達向けに作られているであろう世界も、突っ込みどころ満載のストーリーも、作中濫用される「ロリ」という言葉も、不思議と気になりません。まあ、結構おもしろく見ております。
ロリータ・ファッションというのもなんか色々と奥が深いようで、「黒ロリ」「白ロリ」というのもファッション用語でのそういう言い方もあるみたいですが、ただどうも、性的倒錯の意味の「ロリータ」とはあんまり関係がないということは確かなようです。一説には「ゴスロリ」は西ゴート王国の王女ドロレスに由来するのだとか(笑)
てなわけで、書店で『Saint October』のマンガを見つけたので即刻買い込んだのですがこれはハズレ。設定とかの違いはいいとして、物語の組立がグダグダな感じ。絵が描けることとマンガが描けることとは違うのだということを痛感しました。
で、漫画を読んで、アニメと比べてなぜにこれほど物足りなく感じるのかつらつら思うに、ヨシュアがケーキを作る場面がないのが主因ではないかと思うに至りました。で、それだけケーキでお茶シーンが重要だとすれば、このアニメを見ていて空腹感に駆られて麺が食べたくなったりするのも至極当然、なのかもしれません。先週は「タレにするか塩にするか」とゴスロリ少女がスズメ相手に呟くという結構なシーンもありましたし。
というわけで、話はダレないし作画も安定してるし、結構気に入っています。ウィキペディアの項目(英語版もあったりする)を見ると『ローゼンメイデン』のパクリなどというけしからぬ疑惑を唱えている徒輩がおるようですが、これは無論『ローゼンメイデン』の読者が厨ばかりということを証するに過ぎません。少なくとも小生の周りのローゼンファンをつらつらと観察するにつけ。
でもPVだけはカンベンな。
えー、当初の予定では、「でもやっぱ黒・白・赤っていったら


その点バイエルンのルートヴィヒ2世はガチなオタだったので、ノイシュヴァンシュタイン城なんぞ拵えて今でも観光名所になっておりますな。国家財政は傾けましたけど。日本ではそこまで壮大なオタはおりますかねえ・・・財政改革で積み挙げたお金を全部茶道具に突っ込んだ松平不昧侯とかですか?(例が地味だな) でも不昧侯が居なければ、松江なんてただの田舎ですからね。


物語中では3人の中で「赤」が戦闘力最強ですね、どう見ても。やはり白衛軍より赤軍の方が強いのだ。

瀬佐味亭はどっちかというと、淡白というか上品な味の路線で売っているように思います(店の雰囲気然り)。なので、我々のような年代の人間には、排骨入れるくらいでちょうど良いのかもしれませんね。