本日刊行
で、ネットをちょっと見ていた時に、本日刊行だったらしい新刊情報を今頃ですが知ったので備忘的に。

『磁力と重力の発見』はもうせん買って読みました。物理が全く出来なくて、試験の答案用紙の余白にロケットの歴史など書いていた腐れ文系の小生にも結構面白かったですが、今思い返すと印象に残っているトピックはどうも近代が多いのは、小生の嗜好のためであったか。
今作はテーマが近代の始まりに絞られているので、それだけ小生のより大きな関心を惹きます。あともっと単純に、「第6章 軍事革命と機械学・力学の勃興」というところが期待。山本義隆氏が如何に軍事を語るのか、これは戦史研員ならずとも購入すべき書物ですね。お値段もわりとお手頃だと思います。
ところで以前このブログで書いたみすず書房ネタを思い出して読み返しました。で、やはり現在のところグーグルで「みすず」と検索をかけると、トップはみすず監査法人であって、残念ながらみすず書房は2位に甘んじています。しかしみすず監査法人は結局解体ということなので、又トップに返り咲くこともあるでしょう。
更に余談ですが、グーグルの「みすず」上位サイトのURLを見ると、みすず書房は"msz.co.jp"で、監査法人の方は"misuzu.or.jp"です。広告が怪しい予備校は"misuzu-gakuen.jp"で、長野県の食品会社は"misuzu-co.co.jp"です。
あれ? 一番シンプルそうな"misuzu.co.jp"ってないのかなと思って手入力してみたら、こうなりました。なんか広島県の食品会社の関連レジャー施設らしいです。ここが最初にドメイン取得したのか?

みすず監査法人については、改名したのが父と同時期に大学にいた人で、学生時代にいつも「みすずって良い名前だと思わないか」と言っていたんだそうです。
父曰く、名前を変えるべきではなかったが、駄目ならすっぱり引退するのが彼の美徳だとか。

岩波はドメイン取得が早かったところか、学術機関以外では日本で初めてインターネットに接続した民間企業ですからね。

http://yoake.yahoo.co.jp/
過褒に与り光栄です。
お父上のご学友だった方は、確かに初志貫徹の人だったようですね。名前を変えても無駄だったのもまた確かですが。
>東雲氏
中小出版社はなかなかそこまで手が回らなかったのかもしれませんね。
岩波はやはり大手であり、そういった業界とのつながりも密接だったのでしょうかね。
>憑かれた大学隠棲氏
これは面白そう。情報ありがとうございます。