暇じゃないけど備忘・「東京大学オタク物語」向け資料
で、以前同じ様な題名の記事を書いたことがありましたが、今度は何事かと申しますと、こんな忙しい折でもつい読んでしまうラーゲリ氏のブログの記事(氏のブログは毎日チェック)経由で、東大駒場キャンパス構内で『魔法少女リリカルなのは』の女装コスプレをした学生が生協に買物に行く動画、というものを見てしまい思うことしばし。とりあえず備忘として関係リンクを。
・問題の動画(ニコニコ動画版)
・問題の動画(YouTube版)
・中の人のブログ(本件に関する記事)
・中の人のブログもいっこ
件の動画の感想については基本的にラーゲリ氏のご意見に同意する所存です。以下引用。
個人的には最後の30秒が一番イタいと思うが、その辺は無難に(引用注:「革非同」の古澤)書記長閣下の面白さは何も伝わっていませんでしたという結論で。そういえばこの動画の撮影地はかつての駒場寮のあった土地で、小生が駒場生だった世紀転換期は黒・白・黄色のメットが咲き揃う・・・もとい、全共闘時代来の伝統と格式を誇るノンセクトラジカル・何故か居ついている革マル派・日共系の民青が微妙な対立と連帯の狭間でのたうっていたものでした。寮解体後もしばらく一部勢力がテントで居座っておりましたが、これも昔語り。古澤書記長閣下の面白さが伝わらずともそれもまた怪しむべからず。
まあ、「オタク」の道は究めれば究めるほど、結局はハタからは面白さが分かりにくくなってくるものです。それにへこたれぬ(分かる側でも分かられる側でも)徒輩だけが先へと進んでいくのです。
ところで、上に挙げた四つのリンクのうち、最下段のものは「東京大学オタク物語」の参考になる内容を含んでいそうで(いまは時間がなくてざっとしか見ていませんが)、注目されます。今回のパフォーマンスにしたところで、やはり「東大」というファクターは端倪すべからざる重要性を持っていると考えられますし。
ざっと読んだだけなので誤読があるやも知れませんが、このW/Hさんは「中二病」のまま東大へ行って、その環境に適応するのに苦労されたと書かれていたかと思いますが、こっちにちょっと書いたような環境の中高一貫校出身者は同じ経験を中一(中二より前)でしてしまうんだなあ、と思ったり。ただ、一度そういう経験を経れば、かえって周囲のこれは、という漢と交流することで得るところも大きいと思います。幸い今まで小生は、身辺に「これは」という漢に事欠きませんでした。それが相対的に自らのありようを定める上で計り知れない財産になったと思うのです。(ただそれだけ楽天的に考えられたのは、小生がある種非常に鈍感で怠惰な人間だったから、ということに因るのかもしれませんが)
そういう環境だから、「スルー力」も皆比較的高かったのだろうと、これは勝手な想像。
というわけで、W/Hさんの今後の活動に期待。
個人的期待としては、『なのは』はメジャーすぎるので、『光と水のダフネ』の水樹マイアがいいと思います。もちろん衣裳は"勝負服"で。もしそうなれば、小生も花岡支店長のコスプレで取材に駆けつける所存です。
by bokukoui | 2007-07-11 23:57 | 思い付き | Comments(3)

本人よりも周囲の東大生のスルー力に驚く声がタグでも目立ちますが、確かに自分がその場にいてもニヤニヤしただけでしょう。
スルー力が高いというのは要するに「避け合い」の精神が理解できているということであり、東大生が社会性に富んでいる証拠だとしておきます。
ダフネだと事情はかわるでしょう。周りから人がいなくなるなど。
硬度は匿名社会では避け合いは重要ですねえ
管見の限りではやはりなかったので、小生もつい昔話を書いてしまいました。オタクのタコツボ化が進み、共産趣味にも目を配る人が減ったのでしょうか。非政治的志向みたいなのはあるのかも。
社会性が高いということならいいですが、単に周囲への関心が薄いのかもしれません。それよりもっとありそうなのは、そういった行為を弘毅の目で見つめることが"知的"でないという思い込みがあるということですが。
ま、それをより明らかにするためにも『ダフネ』期待。
>憑かれた大学隠棲氏
駒場は確かにそんな感じでしたね。まあ、リセットしやすい環境を恥は掻き捨てな方向に活用するか、避け合いで過ごすかは人様々でしょうけれど・・・。