人気ブログランキング |

タグ:表現をめぐる自由や規制のことども ( 52 ) タグの人気記事

それでも、オタク達は「自民党」を選んだ

 本記事は一応、一つ前の「『青空にとおく酒浸り』単行本化記念で『COMICリュウ』近号雑感」(例によって完成まで時間がかかってすみません)の続きではありますが、別段前の記事を読む必要はありません。
 また本記事の内容については、諸資料をより収集検討し、ネット上の情報を丹念に検索することによって、その内容を充実させることは可能と分かっておりますが、そんなことに時間も労力も割く気もないし余裕もないので、甚だ雑駁なものとなっております。しかし物言わぬは腹脹るると申しますし(いつもこのフレーズ使っているような)、最近身近で接した出来事に思うところもあり、頭の中にぼんやり廻っていることを書き留めておきます。
 なお、タイトルに深い意味はありませんが、突然天から降ってきた電波に逆らいようがなかっただけですので、あまり気にしないで下さい。

(以下は断片的思いつきなのでお暇な方のみどうぞ)

by bokukoui | 2010-05-11 23:59 | 思い付き | Comments(17)

「統一協会が秋葉原でデモ行進」に関連して纏まらぬ思い付き雑彙

 先週当ブログで報告した「統一協会が秋葉原でデモ行進 『児童ポルノ規制強化』を訴える」の件ですが、折からの東京都青少年健全条例改訂問題(上掲リンク先に解説あり)とも絡んで、望外に多くの方に閲覧いただいたようです。その後当ブログで、該当の件に関し多少の補足訂正記事を書きましたが、本来その際に本件に関する個人的見解やいただいた反響に関して書いてみるつもりが、多忙と体調不良で延び延びになっておりました。一週間経って今更の感もありますが、物言わぬは腹膨るるとも申しますし、適当に思い付きを挙げてみたいと思います。来るべき条例継続審議に際して、なにがしか議論の一助になればと思いますが、あまり役には立たないとは自覚しています。
 なお、当ブログではこれまでも、このような表現規制に関する記事をいくつか掲載してきましたので、関連する記事にタグを附しておきます

(以下は断片的思いつきなのでお暇な方のみどうぞ)

by bokukoui | 2010-03-27 23:59 | 思い付き | Comments(0)

「統一協会が秋葉原でデモ行進」の補足情報

 昨日当ブログで報じ、思いがけず多くの方にご注目いただけた「統一協会が秋葉原でデモ行進 『児童ポルノ規制強化』を訴える」の件ですが、この統一協会のデモの参加者が執筆したブログが見つかりましたので、とりあえず紹介しておきます。
 その他補足事項などもいくつか。

(引用が長いので続きは以下に)

by bokukoui | 2010-03-21 23:50 | 出来事 | Comments(4)

統一協会が秋葉原でデモ行進 「児童ポルノ規制強化」を訴える

 書きかけの記事も完成していないのですが(※追記:今は完成しています)、緊急の話題なので急ぎアップします。
※追記:補足情報あり→「『統一協会が秋葉原でデモ行進』の補足情報」

 本日正午頃、秋葉原でデモ隊に遭遇しました。デモの詳しい経路は分かりませんが、山手線のガードをくぐり、ダイビルとUDXビルの間を通って、ソフマップのビルの横の交差点で中央通りに出た模様です。3年前の「アキハバラ解放デモ」のルートの逆コースでしょうか。
 そのデモ隊は百名以上と思われます。揃いの紙のサンバイザーみたいのをかぶり、手書きではない印刷による幟およびプラカードを所持していることから、相当に組織化され、資金的裏付けもあるデモ隊と思われます。
 小生は写真を取り損ねましたが、同道した友人が撮影したものを以下に掲げます。なにぶん突然のことでしたので、デモ隊の先頭の横断幕を写真に収めることが出来ませんでしたが、掲げている幟やプラカードと同様の趣旨であったことは確かです。写真はクリックすると拡大表示しますが、後刻、より大きな写真に差し替えます※追記:大きめのサイズの写真に差し替えました。

 以下の写真をご覧下さい。

統一協会が秋葉原でデモ行進 「児童ポルノ規制強化」を訴える_f0030574_0284984.jpg
統一協会が秋葉原でデモ行進 「児童ポルノ規制強化」を訴える_f0030574_0384232.jpg
統一協会が秋葉原でデモ行進 「児童ポルノ規制強化」を訴える_f0030574_0421355.jpg
統一協会が秋葉原でデモ行進 「児童ポルノ規制強化」を訴える_f0030574_0494527.jpg
統一協会が秋葉原でデモ行進 「児童ポルノ規制強化」を訴える_f0030574_0511937.jpg
統一協会が秋葉原でデモ行進 「児童ポルノ規制強化」を訴える_f0030574_0532194.jpg
統一協会が秋葉原でデモ行進 「児童ポルノ規制強化」を訴える_f0030574_05716.jpg
統一協会が秋葉原でデモ行進 「児童ポルノ規制強化」を訴える_f0030574_05855100.jpg

 これらの写真から読み取れる、プラカードや幟の文言を列挙します。

「純潔教育の推進!! 過激な性教育の追放!!」
「世界の平和は家庭から 家族の絆を大切にしよう」
「エイズ防止は純潔教育から 性のモラルを確立しよう」
「純潔と貞操を守ろう」
「夫婦別姓法案反対」
「援助交際反対!」
「出会い系サイト 有害サイトを廃止しよう」
「児童ポルノの規制を強化しよう」
「不倫はやめよう」
「有害情報から青少年を守ろう」


 「純潔教育」という言葉ですぐにピンと来ました。彼らは明らかに統一協会です。
 同じサンバイザーをつけて、沿道でビラを配っている人々がいます。そのビラは以下の通りです。
統一協会が秋葉原でデモ行進 「児童ポルノ規制強化」を訴える_f0030574_1836372.jpg
 この写真はクリックすると拡大表示します。同じビラを2枚貰い、表と裏を並べて撮影してあります。一部読みにくいところがありますがそこの文言は「日常の会話を通して心のふれ合い、親子の絆を確認し合っているか、子供から慕われ尊敬される親になっているか」です。
 これに類似したビラは、統一協会の推進する「純潔教育」の宣伝として、過去にも撒かれており、小生も見た記憶があります。

 デモの文言、ビラの内容から彼らが統一協会関係であることを確信した小生ですが、だめ押しにビラを撒いていた、気の弱そうな若い男性に、真っ向から聞いてみました。

「あなたがたは統一協会ですか?」
「はいそうです」


 我ながらこう聞く方も聞く方と思いますが、答える方も大概です。

 その後多少のやりとりをしました。下っ端のビラ撒き要員の発言であってこの団体の公式見解でもないでしょうが、少なくともこの統一協会中枢部が、下っ端にどのようにこの運動を説明しているのか、ということは窺い知れるかと思います。
 で、彼らは「純潔教育」を推し進めているわけですが、何故に秋葉原でこんな活動を今日行ったのか、その事情を聞いてみました。皮肉な言い方をすれば、秋葉原に集うオタクな人々ほど、ある意味「純潔」や「貞操」を守っている人々はいなさそうですから――それこそ、魔法が使えてしまいそうなほど。それは貞操を守るというより、放擲する機会に恵まれなかっただけかもしれませんが。

 やや要領を得ないところもありましたが、彼の返答は「秋葉原という街は、性的に問題ある表現が多いから」ということのようでした。小生は上に書いたように、秋葉原の性的な表現の受容者は概して「純潔」「貞操」についての問題と縁遠い人々ではないか、ということを指摘しましたが、彼は小生の言わんとすることが分かっていなかったようです。
 記憶に頼って書くので正確さは保証しかねますが、小生のツッコミに対し彼は、「え、その、この街の文化が悪いのではなくて、問題のある人が集まってくるので」のようなことを言い出しました。
 論点がずれてる上に理屈も破綻しているので、とりあえず小生はこう畳みかけました。「それはおかしい。この街の文化に親和性のある人が集まってくるのだから、両者は分けられないでしょう?」これに対する彼の反応は、小生の想像を超えたものでした。

「シン・・・ワ・・・セイ?」

 彼は親和性という言葉を知らなかったのです。
 ここで小生は、彼が統一協会関係者であるということからして、韓国から動員されたのではないか? と想像せざるを得ませんでした。多少やりとりに引っかかりを感じなくもありませんでしたし、またこれはデモ隊のシュプレヒコールを聞いていた友人たちの意見ですが、どうもシュプレヒコールの調子に微妙な違和感を感じたということもあります。これは実証のしようもありませんが。もちろん彼が、語彙に乏しい人だっただけかも知れませんし。
※追記:彼らは主に足立区・荒川区から来たそうです(補足情報記事参照)。韓国からというのは気の回しすぎかと自己批判して補足しておきます。

 小生はついで、何故今日デモをしたのか、ということを聞いてみました。それは、多くの方が既にご存じでしょうが、東京都が「青少年健全育成」のためと称して、マンガなどの中で18歳以下に見えるようなキャラクターの性的表現のみならず暴力的表現などを取り締まるという、「非実在青少年」規制問題というのが持ち上がっているからです。これは知れ渡るにつれて反対運動が盛り上がり、昨日の都議会の委員会で「継続審議」とされ、とりあえず先送りとなって決まりはしませんでしたが、依然として危機的な状況にあります(リンク先は統一協会のオタク攻撃に詳しいエロ漫画家・カマヤン先生のブログです)
 この問題については、情報を集積した「東京都青少年健全育成条例改正問題のまとめサイト」があり、またこれは『エロマンガ・スタディーズ』の著者永山薫さんツイッター経由で知ったのですが、有名サイトGIGAZINEにわかりやすく情報量も多い解説「『非実在青少年』問題とは何なのか、そしてどこがどのように問題なのか?」あります。
 このように先月から今月にかけて、秋葉原的な表現の世界への圧力が目に見えて高まっていただけに、そんな中で統一協会が秋葉原に乗り込んできたとなれば、両者の間に何らかの関連性を疑わないわけにはいきません。この東京都青少年健全育成条例改正問題については、その推進勢力にキリスト教系の婦人団体が存在しておりますが(例えばこちら参照)、思想的傾向からいえば統一協会も相乗りすること自体は、ありそうなことです。
 で、いろいろ問いただしてみましたが、要領は得ませんでした。デモは「一月くらい」前から予定されていたそうです。ただ、この統一協会のビラ撒き氏も、この青少年健全育成条例改正の件自体は知っていました。

※追記:都条例改正関係の話題は以下もご参照下さい。
「どうする!? どうなる? 都条例 非実在青少年とケータイ規制を考える」
「それでも、オタク達は『自民党』を選んだ」

 むしろ聞き捨てならないのは、条例の話に続いて彼が口にしたことでした。何でも、このような「純潔教育」を訴える街頭行動は今回が初めてではなく、昨年10月に渋谷でも行っていたそうです。これは初耳でした。しかも彼曰く、「渋谷では警察と地元の皆さんにも趣旨に賛同していただいて、そういう活動をしました」との由。
 渋谷の街作り的なことと統一協会については、NPO「ガーディアン・エンジェルス」が渋谷で活発に活動しており、彼らと統一協会の関係が疑われていることは、渋谷駅頭の東急デハ5001号改造設置(という名の産業遺産破壊)が「民間交番」の名目で行われた件と絡めて、当ブログでも以前お伝えしました。もしそのような「腐れ縁」があるのなら、渋谷で「純潔教育」宣伝活動を行ったことは符牒が合います。
 そしてビラ撒き氏は言葉を続け、「秋葉原でも警察のご協力を得て、今回の活動をしています」と発言しました。そりゃまあ、どんな阿呆なデモでも、手続きに則って申請すれば警察は受け付けてデモ警備や交通整理をしてくれることは、法の原則からいって当然ですし、"阿呆"なデモを少なからず経験した小生自身も見てきたところです。この発言に、それ以上の含意があるのかどうかは不明です。

 ただビラ撒き氏も、秋葉原について「地元の協力」は口にしませんでした。実はこの日、秋葉原では、来月からの監視カメラ導入もあり、地元の方々によるパトロール(普段もある程度やっていますが、年度末ということもあって大規模なのだそうです)が行われたそうで、小生はそれに関わっておられる地元の防犯協会のある方に、直接デモを見た足でお話を伺いました。以下は全く小生の文責ですが(これまでの箇所もそうですが)、秋葉原の地元では今日のデモについて全く何も知らず、聞いていないということでした。そんな連中を関わらせる訳ないだろう、という感じでした(当たり前ですが)。
 とすれば、渋谷の「地元」も、どこまで実態が伴っていたのか、怪しいところかも知れません。

 以上総括しまして、このデモから見てとれる、ある程度確実性のありそうなことは、

・統一協会が「東京都青少年健全育成条例」問題に関わっている / 関わろうとしている
・統一協会は秋葉原を「性的に問題がある」存在で、攻撃の標的と見なしている


 となりましょう。
 ただ、昨日条例が継続審議になったので、ちょっと一息ついたオタク連中をビビらせてやろうと、統一協会が今日デモをした・・・ということはなかろうと思います。デモ申請はデモの72時間前までに行わねばならず、大体統一協会だって昨日の今日で160人(と、ビラ撒き氏は言ってました)と必要機材を動員するのは難しそうですし。

 継続審議になったとはいえ、状況が危機的であることには変わりありません。本条例の問題点はあまりに多く、ちょっと考えても、実際の児童虐待とは直接的関係が考えにくい表現規制をすることは頓珍漢ですし(最近話題となったいくつかの幼児虐待死事件は、この条例によって防げるでしょうか? 児童相談所の予算人員を増やす方が遙かに直接の効果が見込めるのではないでしょうか)、そもそも表現を都が一方的に決めつけて裁断することが不当ですし(かつてソ連時代、ノーベル賞作家ソルジェニーツィンは、「文学に無知な人々が文学に対し恣に権力を振るうことは不当である」と、検閲制度の廃止を訴えましたが、国外追放されました)、何より「青少年健全育成」の名の下に、人が頭の中で妄想すること自体を法で規制するという、表現の自由以前に思想信条の自由を平然と踏みにじるものです。

 この条例は、6月に再度審議されるそうです。危機的ですが、多少の時間は与えられました。今回のデモを通じて、統一協会という難物が規制推進側としてはっきり名乗りを上げたことは、反対運動の厳しさを痛感せずにはいられません。しかし一方、統一協会は「カルト集団」として、いわばパブリック・エネミーとしての認知も相当されています。このような問題については、賛成推進派も反対派も、派自体は人口の中で多数を占めているわけではなく、多くは無関心だったり「どっちでも」くらいです。この場合、統一協会というカルト集団が、規制推進に絡んでいることを指摘することにより、多数を占める中間派を、「性的な表現が野放しなのがいいとも思えないが、統一協会の主張はもっとヤバい」と思わせられれば、反対運動には有利でしょう。
 しかしまた、「人を呪わば穴二つ」とも申しますように、ネガティヴ・キャンペーンは諸刃の剣です(昨年の自民党惨敗のように)。もしこれで、「統一協会」という敵を得たために、反対運動が変に暴走する結果になっては逆効果です。既に、外国人参政権反対運動を行っていた人々が暴走した事例もあるようですし。本来、敵を攻撃するより味方を増やすことが重要で、ネガティブ・キャンペーンも叩くのはあくまで手段に過ぎません。そこは慎重にならねばなりません。

 えらく長くなってしまいましたが、とりあえず以上で一区切りとします。

※追記:補足情報あり→「『統一協会が秋葉原でデモ行進』の補足情報」

※さらに追記:本記事への非公開コメントを以下の記事で公開しています。

by bokukoui | 2010-03-20 18:05 | 出来事 | Comments(26)

秋葉原の「安全・安心パレード」 或いは美少女ゲームと「環境浄化」

秋葉原の「安全・安心パレード」 或いは美少女ゲームと「環境浄化」_f0030574_136238.jpg
 秋葉原の中央通りを自由に行き交う人々。これはかつての歩行者天国の情景かといえばそうではなく、先月のものなのです。

 すっかり時機を逸した話で申し訳ありませんが、昨年12月19日に秋葉原で行われた、安全・安心をアピールしたパレードの話題をお届けします。これは秋葉原通り魔事件後、防犯に地域ぐるみで取り組んでいることをアピールするものだそうで、千代田区や地元の商店会などが肝煎りのもののようです。何でも、事件以後中断している歩行者天国をどうするのか、今年春には討議に入るのだとか。
 秋葉原通り魔事件にたまたま遭遇してしまった小生としましては、この街の行く末にいささかの関心を抱かずにはおれませんでしたが、幸いある方面からこのパレードに関する画像などを入手しましたので、ご紹介する次第です。紹介が遅れましたのは、ここしばらくどうしようもないだるさと眠気で思いのままにことが進まず、そんなときに限ってアルバイト何ぞで僅かな活力も吸い取られてしまっていたためです。何卒ご諒承の程。

(写真が多いので続きは以下に)

by bokukoui | 2010-01-22 23:59 | 時事漫言 | Comments(2)

社民党 保坂展人・池田一慶 両候補者の秋葉原街頭演説

※註:本記事には追記事項あり(8月2日及び8月4日)

 小生は暑さに睡眠障害でへたばっている今日この頃ですが、よんどころない必要ある買い物などの事情で、何とか午後から重い体を引きずって秋葉原に行ってきました。一応ものは見つかりましたが、問題は財布にそれだけのお金が入っていなかったということです。

 そのような個人的事情はともかく、本日夕刻、秋葉原で社民党の保坂展人議員の演説会がありました。それを見に行ったわけではなかったのですが、保坂議員といえば「オタク」にも理解があり、いわゆる「児童ポルノ」法の不当な改正に反対しておられる方として知られています。ですので、無下に通り過ぎるわけにはいかず暫く演説を拝聴し、またたまたま持っていたカメラで幾枚かの写真を撮影しました。なおこの問題については、ネット上で情報がいろいろ氾濫しておりますが、基本的な問題構造についてはこちらでも参照して下さい。手短で読みやすいです。
 今回の演説会は、ちょうど総武線のガードと中央通りが交差するあたりで車を停めて行われました。上でああ書きましたが、本来は来る衆院選に立候補する派遣労働者の労組を結成した新人の池田一慶氏の演説で、保坂氏はそれを応援に来たというもののようです。更にゲストで、物まねのザ・ニューズペーパーが場所柄麻生首相のいでたちで加わっておりました。
社民党 保坂展人・池田一慶 両候補者の秋葉原街頭演説_f0030574_21264219.jpg
秋葉原街頭で演説する保坂展人氏(車上左)と池田一慶氏(車上右)

社民党 保坂展人・池田一慶 両候補者の秋葉原街頭演説_f0030574_21305363.jpg
場所柄こんなプラカードを掲げた支援者も

 小生は途中から演説の一部を拝聴しただけですので、詳細は何でも動画がニコニコ動画にアップされるということですし(社民党も随分くだけた広報を行うようになったものです)、他にもきちんと報道されているであろうサイトなどもあることでしょうし(例えば、この演説会を紹介しているカマヤン先生のブログの、コメント欄とか)、また表現規制に関する保坂議員の所説は同議員のブログに詳しく紹介されています。あとで記事を見つけたら(タレコミ大歓迎)、随時リンクを追加します。
 で、そのあくまで聞いた断片的内容ですが、かいつまんでご紹介。本ブログ記事は、メモを取っておりませんので記憶に頼っていますから、正確さはあまり保証できません。詳細はニコニコ動画でも見て下さい。実況中継する予定だったのが、それは機材の都合だ何だで失敗したそうですが、多分後刻アップされるものと思います(現状ではまだアップされていないようです)。

※追記(2009.8.2.)
 youtube に動画があがっていました。


 ニコニコ動画もありますが、時間は youtube より短いようです。

 ブログ記事はこちらがあがっております。
・池田一慶ブログ「今日、秋葉原でニセ麻生首相と社民党が対決しました」
・「反ヲタク国会議員リスト」メモ「保坂展人氏、アキバ降臨」
・表現規制について少しだけ考えてみる(仮)「保坂候補の秋葉原街頭演説」
・月影郷「保坂展人さん、アキバに立つ!」
追記ここまで
※更に追記(2009.8.4.)
 保坂氏のブログに、本演説の草稿などが紹介されております。
・保坂展人のどこどこ日記「8月1日、アキバ街宣の動画・草稿を同時公開」

 他にもブログ記事がありましたのでご紹介。
・向こう岸「保坂展人前議員の街頭演説を聞きに行く」
 
 ところで謎なのが、現在検索したところでは「アキバblog」はじめ秋葉原の情報に詳しいとされる有名サイトがどこも保坂氏のこの演説を紹介していないことです。麻生太郞の演説はさんざん紹介していたのに。首相(候補)と弱小野党議員の差を考えても、不思議です。保坂氏は米やんが推薦した人だよ!
 ネット上ではしばしば「マスコミは偏向している」と批難し、ネットニュースこそが真実であるように唱える人が見られますが、偏向のパターンがずれているだけで、それほど本質的な差異があるわけではありません。それはそもそも、何かを伝えるということ自体につきまとう問題でしょう。
 もちろん、当ブログもまたその弊を免れるものではありません(おまけに作成者が面倒がりだしね・・・)。
追記ここまで

 小生は途中からしか聞いておりませんが、表現規制の話題の前に、本来の趣旨である池田氏の演説や紹介を行っていたようです。派遣労働の問題点を現場の経験から指摘され、その解決を訴えておられたかと思います。保坂氏は池田氏を、小泉元首相の後継者とされる次男と対比させ(年齢が同じくらいらしい)、普通に働いている人が議員になれるのが社民党の自民党との違いなのだと強調しておられたかと思います。
 本題の? 表現規制関連については、「児童ポルノ」法とはあくまでも実在する児童の人権を守ることが問題なのであって、去る国会で自民党の葉梨議員は宮沢りえの写真集『サンタフェ』を持っているだけでも罪とするようなことを主張していましたが、そんな法律を作ることは何ら問題解決にならず、ただ万人の、内心の自由という重要な自由を規制することにしかならないと保坂氏は説かれていました。定義の曖昧さによる冤罪の危険性や、このような大雑把な規制による表現の萎縮などの問題点も指摘しておられました。近くは先月17日の保坂氏のブログなどご参照下さい。

 で、このような内容は、表現規制問題にご関心のある方なら耳慣れたことと思いますが、そのような内容を要領よく説明されると同時に、議員ならではのお話も幾つかされてました。一つには、去る国会で「児童ポルノ法」について与野党案が対立した後、自民党と民主党が修正協議を行って妥協に達したとの報道がありまして(これは「飛ばし」=予測で書いた記事とも言われました)、これが国会解散で吹っ飛んだわけですが、この修正協議の場に保坂氏は「うるさそうだから」呼ばれなかったらしいです。
 そして保坂氏は、後期高齢者医療法案が国会の解散で流れたものの、小泉旋風で勝利した与党が国会開会後すぐに通してしまったことを例に挙げ、今回の解散で「児童ポルノ」法が流れたとはいえ、安心してはならない、今後も注目すべきであることを指摘しておられました。

 保坂氏は社民党の議員として結構長いキャリアをお持ちで、十年前に「児童ポルノ」法が最初に制定された際の協議にも加わっておられた由です。その立場から、あくまで実在児童の人権擁護に資するためにこの法律はあるのであって、決して表現規制の手段ではない、と主張されていました。むしろこれは、ネットのダウンロード規制など、他の表現への規制強化と連繋したものであり、これを断固打破しなければならないことを仰っていたかと思います。その際には、ネットの力が重要であると強調されていました。
 保坂氏はまた、このような規制強化がコンテンツ産業を衰退に追いこむ危険性に触れ、そしてコミックマーケットを視察した経験に触れます。保坂氏は以前、コミケの故・米澤代表に推薦人になってもらった縁もある由。で、保坂氏はコミケが自主的な表現の交流の場として盛大に機能していることを讃え、あれだけ市場原理主義であった小泉改革的な新自由主義者諸氏が、コミケという自主的に形成された表現の市場の発展をよろこばず、むしろ規制側に傾くことが多いことを批判されました。これはなるほど、頷かされます。

 ああでも、一箇所ちょっと暴走しちゃったっぽいところもあったかな。保坂氏はこのような表現規制の流れを、戦前の表現取締になぞらえて、「大正デモクラシーから昭和の軍国主義に至る過程で、まず最初にエログロが弾圧された」とか仰っていたように思いますが、これはどうかな。やはり治安維持法に代表されるように、表現弾圧は社会主義・共産主義など「アカ」に対するものが第一で、アカに走られるよりはマシだと昭和初期なんかはエログロの取締が比較的緩く、さてこそ円本時代に対する「艶本時代」なんて言葉も後世作られたくらいです。
 実は昭和初期のエロ本の世界には、左翼崩れの人なんかも結構いたことは有名で(戦後のエロマンガの世界もそういうところありそうですね)、梅原北明がその代表格・・・てな話は当ブログで前に書いた気もしますので省略します。詳しくは城市郎氏の著作などによって熟知すべし。で、アカが狩られたらピンクもやられ、仕舞にはファシストの中野正剛が割腹して憤死を遂げるに至るわけです。

 細かい話で済みません。長々と文章を連ねるのも何なので、以下には如何にも「アキバらしい」この演説会の状況を伝える画像を掲げます。演説会はこのような場所で行われていました。
社民党 保坂展人・池田一慶 両候補者の秋葉原街頭演説_f0030574_2311659.jpg
涼宮ハルヒの総選挙 演説してるのはザ・ニューズペーパー
(この写真はクリックすると意味なく拡大表示します)

社民党 保坂展人・池田一慶 両候補者の秋葉原街頭演説_f0030574_23161888.jpg
保坂展人・池田一慶と『プリンセスラバー』その他
(この写真はクリックすると意味なく拡大表示します)

 これらの写真でお分かりと思いますが、車を停めた側の歩道に十分なスペースがないため、反対側の歩道(そこは丁度旧ロケット跡地で、現在更地になりケバブ屋などの車が止まるスペースになっています)の聴衆に向かって語りかける形になっています。そのため中央通りの車通りが多いと、演説が聴き取りにくくなるのが難点でした。高架を行く電車はほとんど邪魔にならなかったと思うのですが。
 ですが、中央通りが演者と聴衆の間にあるということは、時として以下のような珍景を現出せしめることともなりました。
社民党 保坂展人・池田一慶 両候補者の秋葉原街頭演説_f0030574_23424753.jpg
『機動戦艦ナデシコ』のルリルリと演説する保坂氏

 なんでもこれまでパチンコ化されたそうです。
 さらにこんなのも。
社民党 保坂展人・池田一慶 両候補者の秋葉原街頭演説_f0030574_23522811.jpg
宣伝をいろいろ載せたトラックと社民党の車輌
(この写真はクリックすると意味なく拡大表示します)

社民党 保坂展人・池田一慶 両候補者の秋葉原街頭演説_f0030574_2354425.jpg
アイマス・なのは・保坂展人
(この写真はクリックすると意味なく拡大表示します)

 小生の周辺の「オタク」趣味者の間では、高町なのは嬢の些か押しつけがましい正義感からして、彼女は創価学会員(のような新宗教、生長の家とか)という説が提唱されております。公明党(自民党)に負けるな保坂展人。
 それはともかく、このようにあまり演説に向いているとは思われない場所でせざるを得なかったのは遺憾です。まだ選挙期間も長いことですし、また秋葉原でも場所を改めて演説会をされればと思います。コミケ明けが狙い目か。聴衆の数もそれなりにはいましたが、周囲を埋め尽くすという程ではなく、もうちょっと事前の広報があればと悔やまれます。それにしても、歩道で社民党のビラを配るおばちゃんと、「メイド」喫茶や新商品のビラを配るお姉ちゃんとが混在しているカオス感が面白かったです。

 さて、秋葉原で演説なぞするのでしたら、駅からUDXビルへ続く、ダイビル前の広場なんかは適当そうなスペースです。どうも保坂氏も最初はそちらを予定していた節があるようです。しかし、当日その場所が使えなかったのは、同時刻にその場所で、打ち水関係のイベントをやっていたからでした。

 ・うち水っ娘大集合!2009
 ・アキバ経済新聞 ・まんたんウェブ
 で、小生、保坂氏と池田氏の演説を聴く前に、このイベントの出陣式をUDX・ダイビル前の広場で行っているところを通りかかり、好奇心から少し見物しておりました。そこで気がついたことは、無慮一箇小隊の「メイド」喫茶ウェイトレスが集結していながら、袴を除いてロングスカートの「メイド」が二人しかいなかった・・・という個人的感興はどうでも良く、実はこのイベントは二つの団体がごっちゃに同居しているということでした。

 これら報道でも最後に触れていますが、主に取り上げられている、NPOリコリタ主催の打ち水イベントとは別に、千代田区が行っていた打ち水イベントがありまして、これまで両者は別の日程で行っていたのが、今回は同じ日に行うことになったそうです。で、リコリタが動員したのが「メイド」喫茶のウェイトレスさんたち約50人で、千代田区側は区内の大学生(上智と法政の浴衣姿の女子大生、野郎も若干)だとか丸ノ内のOLだとかを動員していました。しかし、ことネット上のメディアでは、「メイド」喫茶女給陣に話題を奪われてしまったのは致し方ないでしょう。
 ところで、上に引用した報道を見ると、「うち水っ娘大集合!2009」は開始時刻を17時40分とし、アキバ経済新聞は17時45分としています。5分くらい違ってもどうでもいいといえばいいのですが、実はどっちが正しいということもなかったようです。実は「打ち水」イベント全体は17時開始なのです。
 で、最初に千代田区のイベントをやり、その後リコリタのイベントをぶっ続けでやっていて、その切り替え時間が17時40~45分頃ということだったようです。今回、同じ日にやるということで二つの打ち水イベントが融合したかと思いきや、やはりなかなかその中の調整がすんなりいったわけではないようで、その齟齬が報道にも反映されたと思われます。
 打ち水イベントの最初は千代田区主催のイベントだったので、区長が挨拶をしておりました。区長は打ち水とは江戸時代の良き伝統であり、「江戸」は「エコ」とも読めるなどと些かこじつけめいた訓話をしていましたが、あんまりそういう方向で江戸時代を讃えるのはどうかと思います。

※追記(2009.8.2.)
 打ち水イベントのレポです。「メイド喫茶」のウェイトレス勢揃いの動画は壮観。
・秋葉原マップ「うち水っ娘大集合!2009 の様子 【動画あり】」
追記ここまで

 ところで、この日打ち水イベントの更に前には、今年6月に発足したという「アキバ21」という、秋葉原周辺の町内会の連合体(地域連携部会というらしい)が、「安全、安心」な街づくりのためにパトロールのデモンストレーションなど行っていたようです。それもUDX前に集合して。兎角問題が指摘されていた歩行者天国の突発的廃止から一年、治安上の問題はどのような展開を辿っているのか詳しくは知りませんが、どのような活動の方向を目指しているのでしょうか。
 ちなみにここでも千代田区長が挨拶に立ったほか、万世橋警察署の署長も挨拶をした由。この辺はたまたま出会った知人に教わりました。

 まとめると、この日の秋葉原とは、江戸時代からの伝統を強調したがる町内会連合体が警察と組んでパトロールしていた(彼らの視点からすれば、「オタク」は必ずしも歓迎される客ではない公算が大きい)その直後に、千代田区とNPOが同床異夢に女子大生・OLと「メイド喫茶」の店員をそれぞれ集めて打ち水を行い、その出陣式の百メートル先で保坂展人氏は表現と内心の自由の重要さを高唱していたのでありました。
 同じ街を愛しているようでいて、みんな考えていることは違っていて、その間の交流が実は案外稀薄であるという、それが秋葉原なんだなあと、振り返って思う次第です。ある意味現代社会の縮図ともいえましょうか。

by bokukoui | 2009-08-01 21:46 | 出来事 | Comments(9)

マスコミに批判され抗議を受けて回収・絶版になったゲームの話

 昨日の記事に記したような、性的な表現やオタク文化と表現規制の問題が最近盛り上がっているのは、もちろん直接には「児童ポルノ法」の改正について国会で審議が行われるからですが、その少し前に日本の18禁のゲームが何故かイギリスの議会で糾弾されるという事件があり、それを日本の新聞が報道して、話題になったというのがありました。この件について小生は、ちょうど籠もっていた時期でしたので碌々知らないので、それについてどうこう評論することは出来ませんし今さら意味もありません。
 ですので、真剣な議論よりも混ぜっ返しの雑談ですが、今日の日付を見て思い出したことがあったので、ちょいと一筆。基本的に聞いた話を記憶に頼って書いているので、正確さはあまり保証できません。その程度のものとお考え下さい。

(どうでもいい話なので以下に)

by bokukoui | 2009-06-25 23:59 | 思い付き | Comments(2)

オタクと公務員 カマヤン氏のご意見に関連して&書記長向け新デモ案

 咳が止まらないわ頭は痛いわそれでも締切は来るわと、小生がじたばたと日々を送っております間、世間ではいろいろなことが話題に上っていたようであります。

 さて、論文とお仕事を一区切りして昨日今日と見ていたネットの記事で、大変興味深いものがありましたので以下にそれについて一筆。
 それは、マンガ家にして運動家のご存じカマヤン先生のブログの、ちょっと遡りますが19日付の記事です。

 「我々に足りないものは・・・」

 この記事は、いわゆる「児童ポルノ法」の改訂が、本来の趣旨である児童の人権保護から、関係の乏しいマンガなど実写でないものの表現規制へ逸脱することへの反対運動について、カマヤン先生がそのご経験について振り返ったもので、全部で12項目の箇条書きからなっています。
 そのうち前半の7までは、運動の経験について語られていますが、8以降はそれらの経験に徴して「オタクを官僚として官庁に送り込むべき」という主張をされています。幾つかの項目を引用します。強調は原文の通り。
8;官庁に入省入庁できる能力のあるオタクも一定数いる。だがオタクは、とくに有能優秀なオタクは自滅願望がたいがい強く、入省入庁の能力を持っていてもわざわざ権威のないライターなどになりたがる傾向がある。だから我々はここから先、「運動」を継続発展させるために、入省入庁能力のあるオタクをそそのかし、省庁へオタクを送り込むべきである。省庁内にオタク同志が一定数増えなくてはここから先のマンガ規制反対活動・表現規制反対活動は展開が難しい。たとえば文化庁、経済産業省などに同志を送り込みたいところだ。

9;有能優秀なオタクは自滅願望が強く、自滅願望が強いがゆえにオタクである。よって、我々は有能優秀なオタクを、「省庁に入省入庁し、オタク業界全体のために犠牲になってほしい」と、彼のマゾヒズムを最大限に煽るべきである。たとえば東大生であるオタクは一定数実在する。有名大学の法学部のオタクは一定数存在する。彼らに入省入庁を「オタク界全体の捨石となってくれ」と薦めるべきである。「内部から変えると言って成功した例はない、単に自分ひとりの生活の安定と栄誉のためにオタクを裏切りやがったんだ」という陰口悪口を彼らは必ず言われる、だがオタク界全体のためにそこをどうにか耐えてほしい、と、彼らのマゾヒズムを煽るべきである。また実際に我々の敵並びやっかみ以外の何もできないバカ野郎がそう誹謗するだろうが、誹謗した時には我らのために身を挺して入省入庁した同志を程よく擁護するべきである。同志のナルシシズムを刺激するために。

10;官庁においてオタクの数は少ない。よって入省入庁が無事できれば、オタク関係の行政はそのオタク同志がほぼ一手に扱うことができる。このオタク同志はオタク同志としてのアイデンティティが強く、「官僚なんかよりもライターに本当はなりたかった」という自滅願望を抱えている限り、官僚的出世よりもオタク界全体のための行政に身を粉にして奮闘してくださるはずである。ついでに言うと、日本においては、日本以外でもそうなのだが、官僚が同時にライターをなしている例は多く、歴史に名を残している文筆家の多くは官僚を兼業している。官僚であることはライターであることにプラスこそあれ、実は何の妨げにもならない。また文筆家として大成したいことがその願望の最たるところである場合、いつでも官僚を辞職し、文筆一本で立つこともできる。あからさまに言われることはほとんどないが、日本においては、官僚出身である文筆家と、非官僚出身文筆家との間には、出版業界ならびに社会からの扱いにおいて、物凄い開きがある。文筆家として後世名を残すために官僚となることは実はたいへんに有効有益だ。
 なるほど、なるほど。
 さて、このようなお題であれば当然発言を期待されるであろう、そしてカマヤン先生も期待していたであろうネット上の著名人といえば東大アニ研出身のオタク評論家・イラストレーターの有村悠氏に他ならないでしょうが、有村氏はご多忙なのかご関心があまりないのか、カマヤン先生の呼びかけに「はてなブックマーク」で短く答えられたのみですので、呼ばれてもいないのに小生が勝手に一筆。

 「オタク」の勢力を増したい時には数に算入され、そうでないときは無視される鉄道趣味者の世界では、鉄道が大好きで、運輸省に入って、文筆家としても名をなした、といえば私鉄史研究の大御所である和久田康雄氏のお名前が浮かぶわけで、「先例」がないわけではありません。しかし、官僚とは組織で仕事をすることが他の仕事に較べても重要ですから、官僚個人が政策に大きな影響を及ぼせるわけではないでしょう。
 和久田氏の場合でも、九州赴任時に西鉄の福岡市内線廃止と地下鉄建設が都市交通審議会で答申され、欧州のように折角の路面電車を改良して生かす方法(最近話題のLRTの先駆的手法)を取ればいいのに、と個人では思いつつも、市民集会で答申の内容を弁護することになってしまって「あまり楽しいことではなかった」(『私鉄史探訪60年』マイロネBOOKS p.178)ということもあったそうです。

 途中まで書いて数年間ほったらかしの「東京大学オタク物語」に記した如く、官僚を輩出するような学校は元々オタクが比較的多いところと思います。ですから既に、それなりの人数のオタクが各官庁に浸透しているものと思われます。今も活動されているのか存じませんが、90年代にはNHK狂育というサークルが『霞ヶ関グルグル』なんて官僚内幕同人誌なんぞ作っていたことがあったくらいで。※追記:検索したところ、今でも活動されているようです。
 小生の知っている範囲でも、官舎で「ふにふに抱き枕」の類と同衾している国家一種官僚が複数いましたし、またお役所からいただいたボーナスを、コミケで『マリみて』同人誌に大部分突っ込んでいた人とかも知っていますが、既にブックマークでも指摘されている通り、別段それが政策に結びつくわけではないですし、趣味をおおっぴらにしているよりも、仕事と趣味の区別はうまくつけているのだろうと思います。何より官僚組織とはチームプレイで仕事をするところでしょうし。

 「有能優秀なオタク」に自滅願望が強いのかどうかは小生には判断しかねますが、そうなのであればカマヤン先生の仰るような展開もある程度望めるかも知れません。しかし、むしろ逆に、オタクとして自分は抑圧されてきたという意識が強すぎる場合、反動として出世願望というか権威主義というか、そういうのに取り付かれて役所という権威を目指すという事例もあります。そのような場合は、有村氏の指摘されるが如く「ネット右翼」的というか、少なくとも表現規制反対といった考えとは距離のありそうな、そのような役人になってしまうかも知れません。
 急いで付言しておけば、お役所もさすがに、そのような抑圧の反動としての権威主義に取り付かれたような人物は、大概面接でふるいにかけているようです。小生の高校の同窓生で官僚になられた方々を思い浮かべても、やはり優秀な方が多いと思います。そりゃ中には、同窓生が集まると「あいつはまだ汚職で捕まってないのか」といわれる人もいますが。

 ですので、役所に人材を送り込んでも、直接的な効果を過大に見積もることは出来ません。しかし組織で仕事をする役所ですから、組織の一系統に浸透するほど、上から下までオタク文化に理解のある人が一通り配置されれば、組織として理解ある方向に動きうるかも知れません。
 そして、実はこれまで着実に、オタク的素養を持つ人材は送り込まれてきているのです。ですからいつかその日が・・・? でもそうなったらなったで、省庁間の縄張り争いになったりして。
 とまれ、そうなるとますます日本のオタクの未来は、官僚とオタクの揺籃の地としての灘と開成のアニ研・漫研などが握っていることになりそうな・・・大学は大きすぎて、同じ大学を同じ年に出た程度ではなかなか人的ネットワークになりづらいところがありますので(慶應は違うのか?)。

 さて、そんなカマヤン先生のブログの22日付の記事「「人権」対「表現の自由」という偽の図式」では、「革命的非モテ同盟」古澤克大書記長に対し以下のような呼びかけがされています。
古澤克大書記長にはそのスキルを恃み、「国会前コスプレなんちゃってデモ」開催を期待したいところであります。「オタク=犯罪者」という宣伝戦が規制派から議員に対し繰り返し行われています。この宣伝戦を腰砕けにするための示威活動はあってしかるべきだと私は考えます。議事堂前・議員会館前の歩道は、慣例的に政治主張する場として黙認されています。そこにおいて、20人程度の、もっと多くても当然かまいませんが、「笑える」「ユーモアを非オタクにも感じさせる」コスプレ集団が「表現規制反対」「アニメーターの生活向上を」と、数日、アニソンなどを歌いつつ(つまり存在として無害であることを暗に示しつつ)議員関係者の目に触れることは政治的にたいへん有意義であります。ぜひ検討を願いたいところであります。公安やらが発狂すること請け合いですが、これは意義があります。
 この呼びかけについて「月よお前が悪いから」のartane氏が同日付「一年早かったのかもしれない」「(無題)」「d:id:furukatsu氏への公開の呼びかけ」の一連の記事で共同の用意がある旨を発言しておられます。

 カマヤン先生に認められるとは、書記長も出世したなあと羨ましく思うことしきりですが、これらの呼びかけに対する書記長の返答はあまり明確ではありません。22日付「我々は断固として表現を守り抜く」は、時系列的には呼びかけへの直接の返答ではないでしょうが、具体性に欠けるといわざるを得ませんし、23日付「id:artane氏へ」の内容も共同に前向きとは思われません。もちろん、当ブログでも詳細に報じた「アキハバラ解放デモ」関係(「革非同・古澤克大(フルカツ=furukatsu)書記長観察記」のタグをクリックされたし)の事後処理問題は尚意味あることですが、それだけに簡単にはできないことかも知れませんが。
 ですが、コスプレ大好きなはずの古澤書記長(コスプレキャバクラに通い詰めて借金作ったほど)が、カマヤン先生の呼びかけに対し反応が鈍い最大の要因は、うまうまと地方公務員になりおおせた書記長自身の本質的に有する「小役人」根性だろうと思います。

 とはいえ、カマヤン先生のご提案された「国会前コスプレなんちゃってデモ」ですが、面白そうとは思いましたが、どんな形であれアニメやマンガのコスプレであった場合、公安や多くの議員の方にとっては理解不能な、訳が分からず気持ちの悪いものとしてスルーされてしまう懸念もまた大きいと思われます。うまくやれば一般人に「無害」をアピールすることは出来そうですが。
 で、ここで小生がハタと思いついた一案は、少なくとも公安や「お堅い」保守的な人に対して一定の効果が期待できそうな、そして書記長の人脈が生かせそうな、そんなコスプレ? 的なデモの方法です。

 それは、自衛官を集めてデモをするというものです。

 現職の場合は法的な問題が懸念されますが、元自衛官・予備自衛官であれば問題はないものと思われます。予備自とデモに関しては、「アキハバラ解放デモ」後に元自衛官である書記長がクリスマス粉砕デモを打った際、「予備自衛官がそんなことをするとはけしからん、自衛隊内の然るべき筋に通告する」と主張した、これは現職の自衛官の方がいたというような話があり、その際に書記長周辺が調べた範囲では法的な問題はないはずという結論になっていました。小生も今、法律の専門家に電話して聞いてみましたが、よほどのことがない限り問題にならないと思われる旨でした。ちなみにその現職自衛官の方々は書記長デモを監視に来たそうで、その監視姿を怪しんだ公安に職質されたとか何とか。
 公的セクターの中で、自衛隊はオタクの浸透率の高さでは恐らく最高ではないかと思います。元自衛官のさる方に聞いた話では、自衛隊員は体育会系・オタク・その他に分類されるくらい、オタクが目に付くです。このブログでも以前、隊内で美少女ゲームが流行した結果「うぐぅ小隊」なる渾名が付いた部隊があったという話を書きましたし、別な筋から聞いた話では、砲兵隊の演習時に観測将校が、弾着が大幅にずれている旨を砲兵に電話で連絡したら(註:用語が旧軍ですが、自衛隊用語はよく知らんので、そのようなものと解釈して下さい)、電話口の返事が

 「え~、ぶっちゃけありえな~い!」

 だったとか。これだけプリティでキュアキュアな自衛隊の関係者であれば、デモの趣旨に賛同してくれる人もいるでしょう。現職の場合は確かに政治的行動は困難ですが、元ならば問題はないでしょうし、うまいことに自衛隊は組織の性格上、年齢の若い「元」が大勢いるわけです。
 で、作業服を着て分列行進でもやればいいのではないでしょうか。「保守的」な人に対して、より大きな効果を上げるものと思われます。そして次の日には、全然違う格好で現れると、公安もますます混乱することでしょう。左寄りの人たちは困惑するかも知れませんが。

 ちなみに、日本の政治的街頭行動の歴史を振り返りますと、大正年間の確か川崎造船所の労働争議だったかと思いますが、鎮圧に憲兵隊が出動したところ、それに憤慨した労働者たちが軍服を着用し(戦前ですから徴兵経験者が大勢います)、憲兵隊に対し自分たちも国家の一員なのだと主張して立ち向かったという話があります。これは確か、竹村民郎『大正文化帝国のユートピア』に書いてあったと思いますが、現物を図書館に返却してしまったので細かいデータを確認できていません。
 とまれ、市民の運動を考える上では、案外この方法はオーソドックスともいえるのであります。

 読み返すと、我ながら例によってまとまりのない文ではありますが、一応まとめてみるとこんな感じでしょうか。
・カマヤン先生ご提案の、オタクの官僚化はある程度進んでおり、将来オタクへのシンパシーが生まれる可能性はあるが、過大な期待はすべきでない。
・現在の公的機関中、構成員に占めるオタクの比率が最も高いのは恐らく自衛隊であり、手っ取り早くアクションするなら「元」の人は誘えるかも知れない。

※追記(2009.6.25.):一つ書き忘れていましたが、もし(元)自衛隊員表現規制反対デモをするならば、そのスローガンとしては以下のようなものが考えられます。
「自衛隊は災害救助に際し、思想信条で区別などしないし、してはならない。万一の有事の際も同様である。脳内の思想嗜好がどうあれ、差別をしないことが我々の死守すべき原則である。それに反するような法制度には賛同しがたい」

by bokukoui | 2009-06-24 23:15 | 思い付き | Comments(10)

永山薫・昼間たかし『マンガ論争勃発2』発売記念イベント 私的感想

 もうすっかり肝心のイベントから時間が経ってしまい、その間に栗本薫氏が亡くなるという衝撃的な出来事まで起こってしまいましたが、本記事は「『マンガ論争勃発2』発売記念!! 昼間たかし東大入学お祝いイベント 永山薫vs昼間たかし これが現実だ!と、言われても・・・」のレポート記事、

・永山薫・昼間たかし『マンガ論争勃発2』発売記念イベント概略(1)
・永山薫・昼間たかし『マンガ論争勃発2』発売記念イベント概略(2)

 のまとめ、個人的感想です。

 レポとは速報性をもって価値とすべきなのに、今さらあんまり意味はない気もしますが、ただ今から感想を書くとすると一ついいことがあって、それは既に出た感想や意見を参照することが可能だということです。この記事では、このイベントに関する批判的な意見を手がかりに、このイベントから読み取れるであろうこと、昼間たかし氏の東大進学の展望などについて、雑駁ながら多少の感想を述べたいと思います。

 ではまず、このイベントに関するネット上の意見で、特に注目すべきと小生が考えたものを以下にご紹介します。

・マガジンひとり
 「イベント『マンガ論争勃発 - 永山薫vs昼間たかし これが現実だ!と、言われても…』」


 こちらはレポの方で既に紹介したもので、イベントに実際に来られた方のご意見です。

・Economics Lovers Live
 「近刊:『マンガ論争勃発2』とぬるさ」
 「いかなくてよかった」


 こちらは、『マンガ論争勃発2』でインタビューを受けた、田中秀臣氏(上武大学教授)のブログです。「近刊~」はイベントの前、本が出る時の記事で、「いかなくて~」はイベントについての指摘(来られたわけではない)です。このイベントに登場された塩山芳明氏が、『マンガ論争勃発2』を読んだ感想を「日刊漫画屋無駄話」の「其の2669」(2009.5.18.付)に書かれていますが、その中で「圧巻は田中秀臣(上武大学教授)。この人だけで30ページは読みたかった」と評していた、その田中氏です。

 これらの批判を要約すれば、このイベントが「ぬるく」て内輪向けで、議論を積極的に戦わせるようなものではなかった、田中氏はそれ以前に、『マンガ論争勃発2』自体
 なんか、ぬるいね。やはり論争本というよりも、事実上、論争の骨抜きというかどく抜きになってしまってないか? マンガ業界の縁辺のインサイダーだけでぬるくやりたいんなら論争本の体裁はいらないでしょう。簡単にいうと時間の無駄。昼間さんは勉強会の必要性をブログで書いてもいるけれどもそういう話題につながるようなものにも思えない。昼間さんのこの書き方もなんか「勉強会やる意義あるけどいろいろ問題もありましょうからごにょごにょ」と書いているように思える。
 と批判されております。

 確かにこのイベントは、前半は特におもしろ話的な内容であって論争ではないし、またその話自体もマンガ好き向けの「内部」向けであったといえるでしょう。小生としては、イベントの最後で永山氏の発言の趣旨、表現が面白くなくては何も始まらない、その指摘に鑑みれば「おもしろ」な時間を設けること自体はむしろ良いのではないかと思いますが、しかし昼間氏がそこまで考えてこのイベントのプログラムを定められたのかどうかは存じません。
 田中氏は、『マンガ論争勃発』とか表題に書いておきながら論争になってない、そこが「ぬるい」と感じておられるのではないかと推察します。実際『マンガ論争勃発』シリーズは(小生は『2』をまだちゃんと読んでいないんですが)、「いろんな人の意見を聞く」と謳っていても、聞いた意見やどのように聞くかについて、論争の軸をきちんと設定しているわけではないですね。
 小生思うに、「マンガ論争」といった場合、表現規制の問題(これはマンガ←→マンガの「外部」という対比が大きいでしょう)と、マンガという産業というか文化行為というか、それ自体の直面している問題(これはマンガの「インサイダー」のことが中心になるでしょう)と、二つの大きな軸があるのに、『マンガ論争勃発』ではその区分があまり意識されていないところがあるのではないでしょうか。もともとは表現規制問題(「児童ポルノ法」問題)という、「外部」へ対抗するために「インサイダー」みんなでどうしようか、というのが「マンガ論争」の発端だったという印象があります。扱うべき対象を広げていったのに、対象を扱う意識がそれに応じて広がってきてはいない、という問題があるのだろうと思います。

 もっとも、小生は更にそれ以前の問題があるのだろう、とも思います。上のブログの引用で、田中氏は『マンガ論争勃発2』のようなスタイルでは論争にならない、昼間氏も「勉強会やろう」と書いてはいるようだけど、なんだか「ごにょごにょ」だし、と指摘されています。
 で、ここで勝手に昼間氏の「ごにょごにょ」を忖度するに、『マンガ論争勃発2』の「転換期に来た児ポ法改定反対運動 2008年の運動を総括する」で昼間氏が書かれている、「規制反対運動は非常に敷居の高い趣味の一ジャンルに変貌している」というあたりにその理由があるのだろうと思います。もっと有り体にいえば、人生いろいろと悩んでいるような、自らの性格に悩んでいるような、そんな人が"生き甲斐"を求めて来てしまい、運動自体が自己目的化してしまって、勉強も議論も成立しない状況に陥る場合があり得るということです。これは社会問題全般にありがちなことではあると思いますが(規制推進派も同様でしょう)。

 実際、規制反対運動の中で運動が半ば自己目的化したような運動参加者の行動によって、本来話を聞いて力を貸してもらうはずの一般の"マンガ好き"の一部の人に大変な不快感をもたらすような事態が生じてしまい、その事態の発生そのものには何ら責任のなかった昼間氏が、事態解決のため運動の真意について説明する羽目になっている、そんな状況を小生は一度目の当たりにしたことがあります。
 その際の昼間氏の説明は見事なものだったと思いますが(一応は事態を収められたし)、しかしこのような事態がまま発生しているのであれば、これまでのやり方では「手詰まり感」が出るのも当然でしょう。
 昼間氏は「マンガ論争勃発」のブログで、
・・・オタク分野は1970年代の勃興期以来、これまでジャーナリズムが存在しないまま成長してきた。ゆえに、表現の自由に関する問題でも理論が構築されていないことは、否めない。
 やはり、もっと大勢の人が精力的に学習し知識を貯えていくことは必要だろう。

 で、ここからは宣伝なのだが、先日、私が通っている東京大学大学院情報学環教育部の懇談会で、先生が話していたのだが、もっと東大生以外、他大生や社会人にも入学してもらいたいらしい。
 少々の出費と、時間を融通する気がある人は、ぜひ入学を。たぶん、東京大学の名を冠した教育機関の中では、かなり入学し易いはず。
 と書かれています。
 結局、ちゃんとした議論になっていないと田中氏に突っ込まれるも道理、議論以前の段階にとどまっているのではないか、と思われます。
 小生は最初、『マンガ論争勃発2』という題を聞いて奇異な感を少し受けました。「勃発」というのは、「戦争が勃発した」というように、起こっていない状態から起こった状態への変化を表す言葉なので、「勃発」が継続するのは何だかなあ、前巻で「勃発」したんだから今回は「炎上」とか(「泥沼化」?)にしたらと咄嗟に思ったのです。しかし以上のように考えてみるに、そもそも「論争」の段階に至っているかどうかが先ず怪しく、「マンガ論争勃発」が継続しているということは、とりもなおさず現在もなお「マンガ論争」は夜明け前なのかも知れません。
 そして、議論の土台作りには、インサイダーにとどまらない、広く訴えかける言葉が大事でしょう。その点は、『マンガ論争勃発』に続きがあるなら、改善すべき余地は相当に大きいと思います。もちろんそれは言うは易く行うは難きことで、田中氏の著書にだって、「同じ経済学観や、あるいは面識のある論者間の内向きに書かれた印象」「潜在的な賛同者にしか通じない書き方」という声もあるように。

 以上を踏まえるに、昼間氏の東大進学というのも、上に引用したブログのコメントにあるように、その辺の問題点への対処法の開拓ということなのかな、と思います。『マンガ論争勃発』の続巻がどうなるかは存じませんが、進学によって知見とネットワークを広げ、手詰まりを打開する方法が見出されればと思います。
 昼間氏が「成り上がり者」的で、うまいこと名のある人に取り入ってここまで来たんだ、という趣旨のことを増田監督がイベント中の昼間氏黒歴史暴露大会にて指摘されていたかと思いますが、むしろかかる状況では、「東大」なんて権威も巧みに利用した者勝ちだろうと思います。昼間氏がこれによって、更なる飛躍を遂げることを願ってやみません。

 で、その成果を大ならしむるためにも、引用ブログ記事後段で昼間さんが語っているように、同じ道に進む人を増やすことにも意味があろうと思います。
 先年の『ドラゴン桜』の売れぶりから察するに、「東大」というのはブランド的な価値が一定あるようですので、昼間さんもこれをとことん活用するため、「昼間塾」を作って「わたくし昼間と勉強すれば東大に入れます」との売り文句で人材を集め、勢力拡大を図られるのも一案かと思います。
 昼間さんの指導によって東大に入れるのかどうか、怪しいんじゃね?と疑念を持たれる向きもあろうかと思いますが、きっと大丈夫でしょう。
永山薫・昼間たかし『マンガ論争勃発2』発売記念イベント 私的感想_f0030574_13315692.jpg
 と、那珂川湊先生も太鼓判を押していることですし(玄鉄絢「星川銀座四丁目」(『つぼみ Vol.2』芳文社所収)より)。

 ・・・強引な締めくくりですが、マンガの話なんだから、最後はこんなところで。


※追記:昼間たかし氏が、以上の拙文に関しブログで以下のような記事を書かれております。
「論争以前の問題が山積しているような気が」
「初学者にはなにを教えるべきか」

by bokukoui | 2009-05-29 23:59 | 漫画 | Comments(14)

永山薫・昼間たかし『マンガ論争勃発2』発売記念イベント概略(2)

 諸般の事情により一週間も間が開きました。論文書いたり、寝込んだり、引き籠もったり(インフルエンザとは無関係です)していた関係上、続きを書く余力がありませんでした。で、今更感満載ですが、「永山薫・昼間たかし『マンガ論争勃発2』発売記念イベント概略(1)」に引き続き、以下のイベント


 のレポの後半です。

○増田監督のお話

 毎度お馴染み(?)増田俊樹監督の登場。昼間氏は増田監督の映画『おやすみアンモナイト  貧乏人抹殺篇/貧乏人逆襲篇』の脚本を執筆され、その映画が夕張市の映画祭に招待されたとのこと。で、出演された大塚麻恵さんともども壇上に。
 ですが増田監督、「今日は永山さんの出版記念」ということで、昼間氏に対して文句付けモードに。まあそれも無理はないことで、前回のレポで紹介した『マンガ論争勃発2』の奥付の昼間氏の略歴、昼間氏の東大での所属以外にも妙な箇所があるのです。前回のレポに添えた、「マンガ論争勃発2」奥付の画像をよく見て下さい(青い印)。『おやすみアンモナイト  貧乏人抹殺篇/貧乏人逆襲篇』が好評だったのか、『貧乏人一揆編』も製作されるようです(笑・今気がついたけど、「篇」と「編」も誤植ですね)。それだけ、遅れた日程を取り戻して発行すべく急いだ証でもあります。

 で、それから、増田監督が昼間氏と初めての出会い(昼間氏の左翼時代)に遡って、昼間氏の秘話・・・というか黒歴史の数々が暴露され、会場湧きます。昼間氏「この物語はフィクションです」
 壇上の大塚さん、「昼間さんは脚本を書いて下さったり、ジャーナリストの活動をされたり、"昼間先生"だと思ってたのに・・・イメージ崩れました」
 もっとも、大塚さんが以前の古澤克大書記長のイベントのような「汚いものを見るような」恐い目つきではなかったのが幸い。そこら辺から、話の内容の違いを察して下さい。

○市川孝一氏・武田“コックローチ”圭史氏・三崎尚人氏のお話

 ここで再び壇上のメンバーが入れ替わって、同人誌即売会に詳しい方々が登場されます『マンガ論争勃発2』の趣旨から行けば、これこそ真打ち的な内容とも言えます。しかしこのセクションも、実に話が濃密で、特に市川さんと三崎さんがマシンガントークを展開され、ミートチョッパーに撃たれている気分でありました。おまけに時刻が遅くなってきて途中で帰られる来場者の方もおられ、物販を担当している小生はそちらも対応せねばならず、メモが行き届かなかったことを予めお詫びしておきます。

昼間氏
「皆さんには、理念的なことは『マンガ論争勃発2』で語ってもらったので、ここではそれ以外の話を。同人誌即売会の問題について」

市川氏
「随分前に取材を受けたのに、なんでこんなに出版が遅れたの」

永山氏
「それは色々あって・・・」

 しばし言い訳と事情説明から、どういった人にこの本を読んでもらいたいのか、広く読んでもらうため、ひいては売れるための工夫で大変だったというような話に。

市川氏
「分かってくれる人だけこのような本を買ってくれてもしょうがない、それが問題」

永山氏
「なぜゲストが話を戻してくれるのか(笑)、興味を持っている人が買ってくれるのはある意味当たり前。99%の、『表現規制』と聞いても『ナンじゃそれ』という人に知られないと、そのためには売れないといけない」

昼間氏
「女性向けの同人について規制がどうなるか、関心を持っている人はいるのか。武田さんが書かれた『R18の隣』(註:同人誌の性的な表現と規制について解説した同人誌)は売れているのか」

武田氏
「2500ほど」

永山氏
「評論同人としては大したもの」

昼間氏
「やはり同人のやり方もマニュアルがいる時代ですか」

市川氏
「デジタル入稿の普及で、同人誌に関する情報が伝わりにくくなった。デジタルで描いて、印刷のための入稿法を知らない同人サークルが増えた。サークルと即売会、印刷所の関係が遠くなっている。その間をつなぐ方法を、ワープする方法を考えないといけない」

永山氏
「地道にじゃないんだ、ワープなんだ」

 以下ちょっとメモ不整。市川氏と三崎氏がこもごも猛烈な勢いで話されていて、その区別が付いていません。ので、まとめて書きます。市川氏が話された部分が多かったと思いますが・・・

 2年前に「同人誌と表現を考えるシンポジウム」をやったところ、800人集まった。あれで勉強になったという人が多かったが、今まで伝えて来なかったということの裏返し。またやりたいがなかなか暇がない。

 どうやってこのようなことを教えていくか、考えなければいけない。分かりやすくしないといけない、難しいことを言っても分からない。
 コミケでは「コミケットアピール」を出しているが、その書き方が以前と変わっている。以前は「米澤語」とよばれた、"もにょっとした"言葉で書かれていたが、これは行間を読まねばならない。でもそれでは分かってもらえない。そういう時代ではない。みんなに分かってもらえないと、50万人も来るイベントは、やっていけない。
 実際、今まであり得なかったことが起こっている。コミケカタログの、Dr.モローのマンガのネタに事欠かない。

昼間氏
「武田さんのイベントでは、女性参加者が多いが、トラブルはどうか」

武田氏
「時々はある。孫に頼まれて買いに来たようなお婆さんとか」

永山氏
「昔コミケに来ていた、片言のイラン人集団がいた。転売目的だったのか」

市川氏(?)
「体力とかを考えない参加者が昔より増えた。徹夜とかも体力を考えないでするから。この世界自体、全体として変わっている。コミケットは白黒つけない、グレーとしているが、白黒に二極化しているのかも知れない。

 コミケには、昔は先輩に連れられて初めて来たような人が多かったが、今はネットで見ていきなり来る。
 『げんしけん』とか『らき☆すた』とかが良くない。あれを見てコミケが面白いと思うらしい。普通の人が来ても楽しくないですよ。暑いか寒い中で何時間も人混みに並んで、本一冊買って帰るなんて。何か目的がないと楽しめない、辛い。
 イベントは体調を整えて来て。体調が万全じゃないと遊べない。『げんしけん』の斑目(註:コミケ会場で転倒して腕を折り、それを隠してイベントに参加し続けるも、ついにぶっ倒れて救急車で搬送されたキャラクター)は、一刻も早く病院に行ってくれ」

 同人誌即売会のトラブルについての話から、最近の大阪のイベントであった、主催者側の釣り銭が足りないので百円玉を持ってきて下さい、という告知を直前にした話に。混乱はなかったそうですが、なんでもそれは担当者が銀行に一桁間違えて釣り銭を注文したのを、誰も気がつかなかったのだとか。

三崎氏
「武田さんが『マンガ論争勃発2』の中で、かつての幕張メッセでの同人誌即売会中止事件を、『あれは反面教師』というのはどんなものか。自分たちがやったイベントについてそれはどうかと」

武田氏
「インタビューの時はそういう話ではなくて。前後に文脈があっただろ」

 ちょっと昔の話。幕張事件の経緯を知らない若年層もいたので。

三崎氏
「警察は『注意しただけだったのに』とか称していたが、それが新聞に出て中止に追いこまれた」

武田氏
「出しやがった(註:警察がマスコミにリークした、の意か)」

市川氏
「昨夏のコミケで爆破予告があって手荷物確認をした。会場や警察から中止したら、と何度も言われたが、ただ『しません』とだけ言った。いろいろ言うと突っ込まれる」

三崎氏
「コミケなら個人情報が流出しても中止しないでしょ(註:昨年、ある即売会でサークルの個人情報が流出し、中止になった)」

市川氏
「しないね」

昼間氏
「豚インフルエンザが流行ったら」

市川氏
「やります。場は開くから覚悟して来て、と」

永山氏
「それこそさっきの話の通り、体調万全にすればいい」

三崎氏
「mixiを見ていたら馬鹿なやりとりがあった。『インフルエンザが近所で流行っているので、私は即売会に行っていいでしょうか?』 これに答えを書いた奴はもっとひどくて、『主催者様に聞いてみてはいかがでしょうか』 主催者にそんなことまで尻を持ち込むな、自分で判断しろ」

市川氏
「同人も自分の生き方なんだから、自分で決めて欲しい。遊びに来るんだから、遊んで欲しい。そういうことを、いいことも悪いことも、最近は教わってきていないのか」

(ちょっと抜けてるかも)

永山氏
「正論を言いたがり、白黒つけたがる傾向があるのではないか」

市川氏
「錦の御旗が欲しいのだろう。だから『規制して下さい』とかいう。そんなの作ったら守らなきゃいけないじゃないか。そんなことできるのか」

昼間氏
「昨年は同人誌図書館も話題になったが」

市川氏
「コミック1ではあらかじめ同意を得て回収した見本誌を、明治大学に寄贈することにしている。9割は同意してくれている。
 コミケットでも図書館についてアンケートした。条件付きながら一応の賛成を75%から得たので、その条件をどうするか、現在考えている。
 同人誌図書館は閉架式を考えている。しかしコミケの見本誌は、会場のサークル配置の島ごとに、ゆうパックの段ボール2~3箱に入れられている状態なので、本を出すのが大変。いつのコミケのどの場所のサークル、という形でしか探せない。閉架式にした場合、閲覧者が多数いたら、本を出すのが間に合わなくなるかも知れない。
 当初、今年の今頃にはオープン予定だったが、以上のようにいろいろ考えているので、実現は先」

 以下もちょっとメモが不整。市川氏と三崎氏のマシンガントークが混在していると思います。

市川氏(?)
「マーケティングとしても、大手出版社がコミケを見ている。どうすればジャンルコードができるのか、と聞かれることもある。ジャンルコードができるということは、その作品を扱った同人サークルがまとまった数ある、つまり、その作品の確実な固い支持層があるということ。高い商品でも売れるといえる。
 いろいろな形でお互いがうまく行けばいい。一番恐いのは、不況なのに同人ばかり売れている、となって攻撃されること」

三崎氏(?)
「大日本印刷がブックオフの株を買収したが、コミケも買収するのか(笑)。あの買収には何か裏がありそうだが、そのように『大人』の商売人がこの世界に入ってくることが恐い。
 音楽系の同人も最近増えているが、これはマンガ以上に難しい。再販制が存在しなくて、同人サークルとインディーズの区別が曖昧。
 コスプレ写真集のDVDとかはもっと怪しい。同人の建前なのに『定価』が付いてたりする」

市川氏
「コミケは、コミケットアピールとカタログしか発表媒体がなかった。参加者にこちらの考えを伝えてこなかった。それが反省点。サイトの運営をどうするか検討中」

三崎氏
「何でもネットに書けばいいのではない。ネットに書いて喜ぶのはブロガーだけ。確かに伝えるにはナマで話す方がいい」

○「児童ポルノ法」についてなど

 ここでちょっと会場からの要望があったのだかどうだか、昼間氏が「児童ポルノ法」の現状などについて簡単な説明などを。

昼間氏
「まず『児童ポルノ法』については、現在国会が動いておらず、動きはない。しかしこれからは動くだろう。自民党と民主党が案を出している。民主案の方がマシだが、大きくは同じこと。規制にあくまで反対している政党は社民党だけで、力がなく、規制強化は避けられない。何より、皆ちゃんと選挙に行かないと。
 海外での動きがあり、フィリピンで"hentai cartoon"(この英語で検索すると情報が出て来る)、イギリスのゲーム『レイプレイ』批判など。日本にも影響。
 『レイプレイ』騒動について、問題のゲームを製作した会社・イリュージョンに取材を申し込んだが、ちょっとねえ、という反応。同社はその後路線変更しており、今はそのようなゲームを出していない。だから騒動で絶版にしても直接は困らなかった。
 日本のアニメDVDの海外市場は減少している。Cool Japan も終わり」

○鈴木邦男氏のお話

 22時20分頃、『マンガ論争勃発2』の中でもっとも評判の良いページ? の語り手・新右翼の鈴木邦男氏登場。鈴木氏は一水会(註:鈴木氏創設の新右翼団体)のフォーラムを途中で抜けてこちらに来られたにも関わらず、「22時頃お願いします」という予定の登場時間が過ぎても出番が来なかったため、まず登壇するやいなや昼間氏の首を絞めます。

昼間氏
「これが右翼の暴力です」

 で、本題の話に。

昼間氏
「鈴木さんのページは、『マンガ論争勃発2』の中でも評判がいい。実際、何度くらい殺されかけたりしたのか」

鈴木氏
「何度もあったよ」

 で、いろいろと危ない話に。
 また、週刊新潮の赤報隊誤報事件にも話が及び、「日本に一番疑り深そうな彼らを欺すとは、よほどうまく話したのだろうか」うまい作り話が、本当の証言より信用されることも。
 死体をどうしたというような話はここでは公開しかねますので、逆にほほえましい一幕をご紹介。

会場からの声
「先日月蝕歌劇団の公演に行ったら、鈴木さんがいらっしゃいましたが・・・」

鈴木氏
「月蝕歌劇団は、僕はもう旗揚げの頃からずっと見に行ってるよ」

昼間氏
「月蝕歌劇団の出し物といえば、よくみんなセーラー服着て踊ってますが、鈴木さんセーラー服好きなんですか?」

 鈴木氏、昼間氏に絡まれ、莞爾と微笑む。(右翼だけに)

 表現の問題についての鈴木氏のご意見は、『マンガ論争勃発2』本文や、「崩壊日記(出張所)」さんのレポをご参照下さい。メモが不整で・・・
 鈴木氏の最近の活動に話が及び、鈴木氏は和歌山の砒素入りカレー事件の林真須美被告の無罪説を唱えておられますが、その関連の話から裁判員制度について。裁判員制度そのものも報道の自由に関する重要な問題を孕んでしますが、そちらは『マンガ論争勃発2』で取り上げられています。

鈴木氏
「裁判員制度については、時には死刑を宣告するかどうか判断せねばならない、という重みが問題とされることが多いが、むしろ人を裁く喜び、人を死刑にする楽しみを覚えてしまったら、そちらの方が恐い。日本でも百何十年か前まで公開処刑をやっていた。そういうDNAがある」

 鈴木氏のご意見の前段については、小生も全く同意するところです。人を裁く喜び、死刑にする楽しみをもたらす心理は、ここまでの表現に関する議論で指摘された、「錦の御旗」を求め「白黒つけたがる」ものと通底しているでしょう。もっとも後段については、公開処刑は所謂先進国でも日本より廃止が遅かった例もあり(例:フランスは1939年廃止。お祭り騒ぎになったので政府が困って廃止した)、人間に普遍的な問題だろうと思います。
 閑話休題、その他血盟団のような直接行動の話とか、議会制へのロビイングは規制強化側の方が強くなりがちなので、そこでどうするかといった話もありましたが、メモが整っておりませんで申し訳ありません。

○質問のお時間

 最後に、会場からの声に応えるというひとときとなりました。この時間になりますと、ますますメモがいい加減になっているので、内容の至らない点をご寛恕下さい。

 最初は確か、当ブログでもロフトのイベントレポを書いた際にしばしばご登場の赤木智弘氏が飛び入り。その内容は最近話題を蒔いた、煙草が個人の趣味なら子育ても個人の趣味に過ぎない、という議論の件に関するものでしたので、各人適宜検索してご確認下さい。

 ついで声を上げたのは、これもお馴染み山本夜羽音先生

夜羽音氏
「昼間氏は東大に行って何がしたいのか」

昼間氏
「ただ単に『ジャーナリスト』というのでは箔がない、単なるライターでは先が見えない。名を挙げるため。東大の情報学環の研究生は、安価で期間も短いので入った」

夜羽音氏
「表現規制の活動については手詰まり感があるが」

永山氏
「署名活動やロビイングは、金があって有名人がいる方には勝てない。アグネス・チャンが出てきたら叶わない。同じことをやっても駄目。
 ではどうするか、昼間の言うように一人一人が有名になるか、夜羽音のようにマンガ家なら、自分で描け。あんたが自分で描いた政治のマンガはエンタテインメントになってない。面白くないといけない」

昼間氏
「だから自分は、『女性化連合赤軍ゲーム』を提案した(註:詳しくは『マンガ論争勃発2』の、鈴木邦男氏のページを参照)」

永山氏
「だからみんな商売を考えないと。日銭に困っている人には表現の自由の大切さを説いても伝わらない。相手に届くように、表現者が工夫していく必要がある」

 この永山氏が夜羽音氏を叱った言葉こそ、今日の核心となる言葉であったと小生は思います。

会場の声
「コミケのカタログの、Dr.モローのマンガが減ったのが残念。あれはコミケ参加者に、同人のことを『面白く伝える』役割があると思う」

市川氏
「減ったのはページの都合。元々余白に書いてもらうものなので、そのためにページを取るのは難しいが、これからもやっていきたい。今コミケカタログの注意書きは三十数ページもあるが、そんなに長いと誰も読まないので、工夫は必要と考えている」

会場の声
「携帯電話配信コンテンツのマンガは、規制が紙媒体と較べ非常に厳しい。しかしそのことがあまり知られていない」

昼間氏
「コンビニの雑誌の扱いのような、民間企業の自主規制のガイドラインは重要な問題だが、非公開。『マンガ論争勃発』で調べようと思ったが、見せてくれない。困る。
 アマゾンなどでは、売上が小さければ業績に響かないので規制してしまう。そういった規制をすり抜ける方法を考えても良いと思う」

会場の声
「そういった規制を作る場に、表現者も編集者もいないのが問題では」

会場の声(?)
「今の世の中はブログなどの表現者が増えている。表現の問題を自分の問題として考えられるようになれば」

壇上のどなたか(?)
「表現の自由を入り口に、社会のいろいろな問題が見えてくる」

 更に会場の声は幾つかあったのですが、もはや気力が尽きてメモがありません。申し訳ありません。
 ですが、多分最後の質問者の方が、ご自身のブログで経緯を語って下さってますので、そちらを紹介させていただきます。

・Gamer's Blog
「ちょっと真面目な表現規制のはなし」


 以上、概ね満員の盛況で、23時過ぎまで時間いっぱいに行われたイベントの概要でした。物販も結構好調で、『エロ漫画の黄金時代』の売上ぶりには塩山芳明氏も笑顔でした。小生ももちろん一冊購入し、サインをいただきました。実はこれが、この日最大の収穫だったかも。
 このイベントに関する小生の感想などは、別記事にて。

※追記:「別記事」はこちら
「永山薫・昼間たかし『マンガ論争勃発2』発売記念イベント 私的感想」

by bokukoui | 2009-05-27 23:50 | 漫画 | Comments(7)